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PS3 龍が如く5が半端じゃない 4.極道からいきなりアイドル!?澤村遥 編も意外と面白い [PS3 龍が如く5が半端じゃない!]

『龍が如く5』は、男気のある極道な物語と激しいバイオレンスアクションが、真っ先に思い浮かぶ特徴で、5人のキャラがそれぞれの物語があり、一人あたりのゲームとしてのボリュームも結構なもので、一人終わると、ゲームを一つ終わったぐらいの楽しさがあるのだが。意見が分かれるところが、5人のキャラの一人で、女の子キャラの『澤村遥』の物語。

内容としては、簡単に言うと、駆け出しのアイドルが大スターになるサクセスストーリーで、スポコン(スポーツ根性)モノな流れが、こちらの期待を裏切らない。ゲームの中の1ストーリーとあなどっていると、想像をはるかに超える展開が次々起こり、物語に結構な厚みもあり、しかも、澤村遥の動きがイチイチ可愛く、女の子らしい仕草が実にいい。

この澤村遥 編では、今までの迫力の暴力シーンはスッカリ消えており、路上ではダンサーとのダンスバトル。ダンスバトルは、音ゲーで、相手が得意とする様々なジャンル、アイドルモノから、ハウス、ヒップホップ、ジャズ、ロックなどがあり、曲にあわせてボタンの○△□×と方向キーを使い、一定時間内に間違いが多い方に爆弾が傾き、爆発して相手にダメージを与えるというもの。必殺技として、周りに愛嬌を振りまいたり、相手にダメージを与えたり、その動きが、なかなか可愛らしい。

大会でのダンスバトルでは、これとは違った感じなのだが、ここまでの話だと、いきなり違ったゲームになり、デキが悪くなってるんじゃないかと不安になるかもしれないが、これはこれで、かなりのデキ。

ダンスバトルもかなり工夫されており、曲の完成度も高く、物語の雰囲気というかスタイルを崩さないようなバランスの良さがある。

上の動画では、最初の会話シーンが1/3ほどあるため、飛ばして観て欲しいのだが、これは、大会でのダンスバトル。会話の音声は、物語が相当長いこともあり、本筋の重要なところは音声がある。

これまで同様、街を舞台にいろんなサブストーリーがあり、さらに、駆け出しの芸能人として、いろんな仕事があり、番組出演、地元での握手会、ライブイベント、プリクラなど様々。それぞれが、ゲームになっており、握手会ではファンへの返しや握手の長さがポイントになり、長すぎると『ハガシ』の男が出てきたり。

テレビ番組の『めちゃ×2イケてるッSP AKB48・10万人握手会&島崎遥香を教育せよ』を以前に観て、握手会での対応が、他のメンバーに比べしょっぱく、塩対応ということで、それをどうにかしようという番組だったのだが、このギコチナイところが、よくあるアイドルと違い、それはそれで可愛らしいと思ったのだが、それと重なるところがあり、さらに面白い。

テレビ番組の出演と一口に言っても、クイズ番組もあれば、企画モノ、他のアイドルとのダンスではない対決番組もあり、バラエティに富んでいて、こんなのもあるのかと盛り上がる。もちろん、仕事をすればするほど、お金も入り、本人の歌唱力・魅力・表現などが上昇し、キャラクターも成長する。

個人的にも、周りで親戚がアイドルを目指して、各レッスンでこれだけお金が掛かるとか、番組制作会社で働く友人から、裏話もよく聞いていた分、ゲームをしながら、こういうことかと楽しめたり、この『澤村遥 編』では、AKBっぽい話があったり、K-POPについて語ってるようなところがあり、ちょっと皮肉めいたものだが、何となく感じていたことをズバリと語っていて、確かにそうかもしれないと関心させられたりもする。

音ゲーは、音にあわせてボタンを押すだけに、リズム感が問われるところ。私は、頭をタテに振りながらリズムを合わせるのだが、疲れていたり、ストレスが溜まり頭がおかしいときなどは、体の動きが悪いものだが、音ゲーをしていると、耳から入るリズムとそれに合わせようとする動きで、他の事を考えるスキが全くなく、リフレッシュしたような気分があり、私には凄く良さそうだ。

『龍が如く5』は、澤村遥 編に限らず、単純に街で暴れればというゲームではなく、やってみると分かるが、雪山での生活やアイドル物語など、一つのゲームなのだが、ふり幅が広く、いろんなゲームをやったくらいの遊び応えがある。

PC版のシムピープルも、結構、やったりするが、あれは自由度が高いが、ただ住んでるだけでロマンがない。それに比べると、大筋のストーリーはあるものの、だからこそ、広さを感じる物語があり、それでも、これだけの自由さがある。

映画やドラマも、いい作品は見ごたえがあるが、その中で遊ぶということまではできない。そう考えると、この映像や物語のクオリティで、遊べてしまうのは凄い。

昔は、せっかちなのか、物語の先が知りたいと、とにかく、クリアすることに目が行き、闇雲にプレイしていたが、今ではやり過ぎない、適度に楽しむというゲームとの付き合い方が出来ているような気がする。

胃の調子が悪いときに、ゲームをプレイしていると、胃にへばりついたような不快感が次第に収まるのが分る。面白い、楽しいことをすれば、体調は良くなる。私の場合は、それがゲームだったということだが、やり過ぎず、やらなさ過ぎず、このバランスを上手く保てれば、ゲームはいつでも楽しめて、便利なものかもしれない。


 



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