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TBS 健康カプセル!ゲンキの時間 無関心だから物覚えが悪くなる、それなら、好きなように生きるのが一番いいのかもしれない [テレビ番組を観て]

昨日、日曜日の朝、TBSで放送していた 『健康カプセル!ゲンキの時間』を観ていたところ、『ゲンキの時間 最近泣いていますか?感動が脳を動かす』、『涙は健康を救う!感動力トレーニング』などと題して、感動すると脳が活性化し、要するに、頭の回転がよくなるというような話だった。

番組の内容は、脳の活性化がテーマなのだが、感動する方法がいろいろあるということと、同時に普段と違う動きをすることで、脳が活発に働くようになるということ、この2つに分けられそうだ。脳の働きは、思考に関わることだけではなく、体の動きなどもコントロールしているのだから、脳が健全に動けば、健康的という話にもなりそうだ。この番組、なるほどと感じるところもあり、興味深く観ていた。

感動力をアップする 『感トレ』として、いくつかのトレーニング方法が紹介され、始めに出てきたものが、『色カルタ』。認知症のレクリエーションに使い、『お母さんの色は、どんな色?』などとお題が出され、複数の色が付いたカルタから一つ選び、なぜ、その色なのかを説明し、昔話で盛り上がるという。

色カルタを考案した人の一人という医師は、感動には、悲しい面や楽しい面があり、それらが失われることで、内にこもるのが、認知症の症状の一つ。それを色カルタを使うことで、感動を呼び起こし、感動を探すキッカケにもなるとのこと。

お笑い芸人 ザ・タッチにお題を出し、色をイメージして、色カルタを探そうとすると、脳が活発に動くことを検証。そのとき、辛かった仕事を質問したところ、茶色のカードを引き、3日間、寝ることなく、テディベアを縫うという企画で、そのテディベアの色が茶色だったという。ちなみに、寝なかったのが、お笑い芸人 キャベツ確認中、料理人 金萬福の二人。

感動すると、記憶に強く刻まれるが、逆に、記憶を思い出すことで、記憶から感動を引き起こす事もできる。さらに、その体験を話すことで、聴いた人も感情を共有し、感動もする。自分が体験してなくても、話を聞いたことで、いろんな感情を感じることができ、それも、脳にいい刺激という話のようだ。

感動というと、なんとなく、いい話で感動するというイメージがあるのだが、ここで言う感動は、感情が動く出来事を指しているように思う。楽しいものだけではなく、辛いもの、懐かしいものなど。

最後に紹介されたのが、脳を活性化するプログラムという 『シナプソロジー』。普段の動きとは違い、慣れない動作をすることで、脳を刺激し、活発に動かそうというもので、それを実践する企業で、メガネ量販店 Zoffが登場し、社員 5,6人がグループになり、合図と共に、相手の肩に手を置くなど体を動かしていた。

これは、相手がいないとできないというものではなく、単純に、右手と左手で同時に他のことを行ったり、言葉を発しながら手足を動かしたりするのも同じ効果があり、脳が体の動きで混乱し、それに対応しようと働き、刺激を受けることで脳が活性化するというもの。Zoffの社長は、シナプソロジーを導入してから、これを行った後、社内の雰囲気が変り、活性化するのが目に見えて分かると語っていた。

スタジオでは、シナプソロジーのクロックというトレーニングを行い、何時何分と誰かが言うと、それに合わせて、両手を使い、時計の時間を示す短針、分を示す長針を表すというものもやっている。自分の体を時計の文字盤に見立ててということだが、デジタル時計に慣れている人だと、ちょっと難しいかもしれない。

最後に番組では、感動できないと、軽度認知障害の始まりで、物事に関心が無くなり、物忘れが増え、記憶力が落ちる。感動を持ちつつ、思い出す事は、脳全体の働きを活性化し、人とのコミュニケーションの大事さにも触れていた。

この番組を観て、ドラマ、アニメ、漫画なども、観ることで、様々な感情を感じることができ、面白かったり、楽しかったり、悲しいこともあるのだが、そういった刺激が、脳の働きに影響を与え活性化すると思うと、単純に楽しみだけではなく、脳への効果も期待できそうだ。

考えてみれば、私自身も、HKT48の番組やラジオを楽しんでいるのだが、同じようなもの。HKT48が、AKB48の5大ドームツアーに参加し、昨日がツアーの最終日なのだが、これまでの流れをぐぐたすで観つつ、ひたむきに頑張る姿を感じていたため、思うところがある。

それも、いい刺激に違いはないのだが、単純に刺激だけでもなく、女の子達が頑張っているのだから、大人な自分もベストを尽くさなければという意識にもつながる。

そんなことを考えていると、感動するには、好きなことをするのが一番の近道じゃないかと感じる。興味があること、好きなことを追い求めれば、好みとして、感情が高ぶる方向なのだから、いろんな思いが生まれのが自然。その対象として、すんなり受け入れられるものが、興味があることなんじゃないだろうか。

こうしてみると、趣味というのは、人それぞれで、どちらかというと、他人から観ると、共感できないようなこと多々あり、例えば、マニアで昔のおもちゃを集めたり、牛乳瓶のフタを集める人もいたりする。はたから見ると、ムダなことのように映るかもしれないが、これをすることで、本人の感情が高ぶり脳が活性化しているのは間違いないのだから、脳への効果はあることになる。

人間、消極的になると、やらない理由ばかりを探したがるが、思いついたらとりあえずやってみる姿勢、そんな感覚が必要なのかもしれない。やってしまえば、何かは起こるもので、それが、どんなカタチでも、刺激になると思えば、ムダでもない。

ムダじゃないかと思い何もしないより、何かがあると考えた方て動いた方が、行動が伴う分、何かとチャンスを掴みやすいのも間違いない話。失敗したことでも、次には活かせるため、完全にムダなものというものはなく、何の役にも立たないムダなものを探す方が、難しいのかもしれない。


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