SSブログ

目がテン『怪談の科学』を観て 怖い話をするには、やはり、擬音と話すテンポ [テレビ番組を観て]

昨日、朝の番組 『所さんの目がテン! 怪談の科学』を観ていたのだが、怪談話の第一人者 稲川淳二が登場しており、興味深く。内容をまとめると、怪談話をどのようにすれば、相手を怖がらせることができるかという、そんな感じだろうか。

この番組では、擬音と話すスピードに注目していた。擬音は、口による効果音というか、例えば、ドアが閉まる音を『バタン!』と言ったり、口で物音を真似て伝えるもので。これにより、話す物語に、よりリアリティを持たせ、その状況を想像させやすくするという。

そして、話すスピードについては、緩急を付けるということだと思うのだが、ゆっくりと話したり、緊迫する雰囲気を出すため、早口で話てみたり。早口なると、聞き手の心拍数も上昇し、話の内容が分かっていても、それを考えるスキを与えないという話もあった。

頭で映像を浮かべて、怪談を話しているというのだが、言葉で説明しつつ、雰囲気のある擬音やテンポで盛り上げるというのが、ポイントだろうか。稲川淳二の怪談動画をいくつか観たのだが、何となく、憑依して語るのに近いような、そんな風にも見える。

『怪談はジェットコースターと同じ』という表現も分かりやすく、大勢で聞きつつ、お客さんの悲鳴などリアクションがあると、さらに、効果が増すという。そう言われると、ジェットコースターと同じように、怪談に人気があるのも、うなずける。

個人的には、怪談番組で印象に残るのが、話す人の表情。無表情だったり、怪しさを感じている表情だったり、この表情だけでも、いろんなものが伝わって来そうだ。

怪談というと、夏の風物詩と言われ、夏の定番なのだが、それも不思議な話。怖い物見たさな感じは、寒い冬には起こらないということだろうか。

霊がいるかどうかは、いると思えばいて、いないと思えばいないようなものだと思うのだが。お盆の時期でもあり、先祖の霊がいると思うことで、自分を律するところもあるため、変に偏った考えを持たなければ、いると考えてもいいのかもしれない。


nice!(272) 

nice! 272