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電子工作が面白くなる Raspberry Pi ラズベリー・パイ 2.味気ない回路図も見た目に分かりやすく、組み立て前の練習にもなる、無料で使える設計ツール Fritzing [Raspberry Pi ラズベリーパイが凄い!]

『ラズパイマガジン』に書かれている内容は、ラズベリーパイのプログラムとラズベリーパイを利用した電子工作に分かれているのだが、電子工作では、初心者向けに回路図を説明しており、そこで、取り上げられていたのが、『Fritzing』という無料ソフト。

これは、何かというと、電子回路を設計するためのツール。各種電子部品がイラストで描かれており、この中には、もちろん、ラズベリーパイもある。それらを自由に配置しながら、どのように組み立てるか考えたり、実際に組み立てる前の練習にもなる。

ボタン一つで、切り替えれば、イラストで組み合わせたものが、記号で書いた回路図にもなり、プリント基板にもなる。http://fritzing.org/home/の『Download』を選択し、無料では『No Donation』を選び、『Download』。

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すると、各種OSがあり、Windows 32bit、Windows 64bit、Mac OS X、Linux 32bit、Linux 64bitとあり、利用するパソコンに合わせ、選択。


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ダウンロードしたZipファイルを展開し、その中、『Fritzing.exe』から起動。下の画像が、『Fritzing』なのだが、特に日本語化する必要もなく、メニュー、各種ボタン類、ちょっとしたコメントも、すべて日本語になっており、普通にそのまま使える。各種電子部品の名称は英語だが、このくらいなら分かりそうなもので、しかも、イラストなため、見た目でも分かる。

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使い方も簡単で、右に並ぶパーツから必要なものを選び、ドラッグ&ドロップするだけ。配線は、配線したい部分をクリックしたまま、取り付ける先まで引っ張ればいい。このソフトは、使いやすく、無料でここまでデキるかと思えるほどのもの。

これさえあれば、味気ない回路図に比べ、見た目で分かる分、取っ付きやすく、図を描くこと自体も楽しめそうだ。ラズベリーパイを使い、実際に組み立てながら、電子部品の特性や使い方を学び、そこから、図を描きながら、作りたいものを考え、カタチにするという感じだろうか。

ラズベリーパイは、低価格だけに、もし、壊したとしても、このくらいならと思えるところもある。壊すことで、覚えることも多く、電圧を間違え、チップに穴が開いたことがあるのだが、やはり、壊すと忘れない。

さらに、使える部品も多く、無料で使えるツールもあり、それを取り巻く環境が整っている。子供の頃に、ラズベリーパイを与えて、好きなように遊ばせたら、大人の予想を超え、勝手に面白いことをやり出すんじゃないだろうか。

こういう可能性が広がることが遊びになれば、趣味と実益を兼ねることにもなりそうで、かなり良さそうな気がする。





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