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PS4 世界が広そうな アサシン クリード ユニティ 3.物騒な街での殺人事件 人間模様が感じられ、凝った作りで面白い [PS4 人気の最新作 アサシンクリードユニティ]

PS4『アサシンクリード ユニティ』をプレイして、本編とは関係ない多彩なミッションがあり、それが、結構、面白い。ミッションというと、単純に決められたカタチで、こうやれ、ああやれというのを想像しがちだが、このゲームでは、そういうワンパターン感がなく、街を歩いていると自然に引きずり込まれるような、そんな印象がある。

占い師の女性からの依頼も、なかなか狂人じみており、占いで自分に災いをもたらそうとする人物を探し出し、それを始末するというもの。もちろん、日本語でのしゃべりなのだが、この年齢を感じさせる威圧感がある声が、妙に雰囲気があり、狂人の怖さがある。

この他にも、盗まれたものを取り返して欲しいという話もあれば、この教団にいるこの人物の暗殺、さらに、殺人事件を解決するというものまである。これらは、本編とは特に関係なく、やってもやらなくてもいいのだが、やった方が、展開が有利になる。

面白いのが、殺人事件モノ。街をぶらぶら歩いていると、マップに虫メガネのマークが登場し、覗いてみると死体があり、そこにいる関係者から話や事件に関する証拠品を探し、情報を集めて、犯人を突き止める。

これが、意外と凝った作りで、じっくり楽しめる。例えば、遺体があり、それが誰かを特定し、その人物が、どのように行動していたかを探りつつ、商店街をうろうろしたり、関わった人々から話を聞いたりする。

聞き込み調査をするのだが、この範囲内という緑のエリアが表示され、そこにいる人に話を聞きつつ、被害者の足跡をたどりながら、あちらこちらで行う。聴いた情報は、データとしてまとめられ、そこを開けば、いつでも、内容を確認できる仕組み。

情報を全て集めたところで、犯人が誰かを決めるというか、本人を前に、『お前だ』という感じなのだが。これが、失敗すると、その分、事件を解決したときの報酬が減ることになる。

これが、どんな感じかというと。場当たり的な殺人事件ではなく、事情があっての殺人ばかり。恨み、つらみもあり、そこに、宗教的に妄信するあまりの行動などもあり、なかなか読めないところに人間模様も感じられる。

そのため、情報を集めても、間違いなく、この人が犯人と簡単に判断できないものが多く、この人がやりそうだが、こちらも怪しいという微妙さがある。そこで、間違えると怒られたり、犯人を上手く言い当てると、化けの皮がはがれたように毒づいたり、犯人が豹変する。そんな事件で、最初で犯人を言い当てると、気分もいい。

事件を解決するごとに、武器が手に入り、それを装備して戦闘で使う。頭を使う事件を解決しつつ、アクション的な戦闘も強くなる。事件を解いて、ムダはないのだが、腰を据えてやる必要があり、好き嫌いはあるかもしれない。

警察署のような所では、事件を解決する度に、そこにある牢屋に、犯人がぶちこまれ、それを見ていると達成感もある。牢屋にいる犯人から悪態をつかれたりもするが、その中には、こちらに情報をくれるものもいたり、状況が面白い。

現代的な感覚とは違ったカタチの殺人事件だけに、時代を感じる部分もあれば、そういうこともありそうだなと納得するところもあり。そういうところに、このゲームの内容としての広さも感じる。

自由に動ける空間も立体的で、タテにもヨコにも広過ぎるほど広いのだが、さらに、住民が生き生きと生活する外見的な姿だけではなく、事件などを通じて、内面の幅もあり、作り込まれた感じにゲームの凄さがある。

このゲームの内容というか、ボリュームを考えると、やり込み要素も豊富で、他のゲームが割高な気がしてくる。


 


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