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短時間で意外と面白い ガンダムジオラマフロント 1.クローズドβテストでの印象 基地作りが意外と面白く、楽しみ方も様々で、不愉快さもなく楽しめそうだ [遊べる無料ゲーム ガンダムジオラマフロント]

先週末、無料ネットゲーム『ガンダムジオラマフロント』のクローズドβテストがあり、遊んでみたのだが。一見、地味に見えるが、やってみると単純なものでもなく、意外と面白い。



シミュレーションゲームで、他のユーザーの基地を攻撃し、資源を奪うなどしながら、自分好みに最強の基地を作るというもの。面白いところは、敵の攻撃に耐えられる基地をいかに作るか、そして、敵基地をどのように攻撃するかなのだが。

このゲームでは、攻撃されると、設置した防衛施設が勝手に対応し、砲台やエース機などが応戦する。3分間という制限時間があり、それまでに、基地にあるフロントコアが破壊されれば、負けになる。

攻撃側は、輸送機の大きさにより、出動できる機体の数が違うのだが、エース機と量産機で攻撃を仕掛け、量産機は、複数で構成され、例えば、ドムなら12機、ジムも12機など。ただ、これも、レベルが上がると機体数が増えたりもする。

攻撃側は、機体を配置する位置、どのタイミングで出すかは決められるものの、配置した後に、この機体は、ここを攻撃という操作はできない。そのため、置いた後は、各機体が、勝手に動き、お任せになる。

これでは、勝手に戦っているだけじゃないかと思われそうだが、こうなると、どの方向から攻めるかが重要になる。複数の方向から攻撃するか、まとまって、1つの方向から攻撃するかで、状況は大分異なる。

しかも、機体をクリックしながら、1体ずつ配置するため、細かく分散させたり、1つにまとめたりもできる反面、戦闘は3分間と決まっているため、のんびりというものでもない。

1体ずつ、ゆっくり配置しては、砲台からの狙い撃ちで、攻撃する前にやられ、急ぐ必要もあり。置いたそばから動き出し、数十機と数で圧倒しながら押しまくる展開は、他にない面白さがある。

輸送機によっては、援護射撃ができたり、自軍の機体を回復させたり、エース機には必殺技があり、これを発動させるかどうかも選べる。また、他のユーザーのエース機を借りることもでき、借りた方は戦力アップになり、貸した方は機体のレベルにつながる。

基地作りでは、資金と資源を得るためのプラントがあり、プラントそのものが貯蔵庫にもなっている。フロントコアが破壊されなくても、プラントが破壊されると資金や資源は奪われるため、フロントコアも守りつつ、プラントも守るとなると、工夫が必要になる。

防衛では、砲台などの遠距離攻撃する施設、敵の攻撃に耐える防壁、エース機の配置があり。いろんな基地を攻撃した中で、一番、攻め落とし難いのが、やはり、防壁で囲まれたもの。しかも、防壁をレベルアップしており、簡単には破れない状態で、砲台やフロントコアを覆われると、なかなか手が出ず。3分では、余程、強力な機体が出せない限り、勝ち目がない。

感覚としては、基地作りは、ミッションを作ることに似ており、これでも、勝てるかという感じがある。同時プレイではないため、好きなタイミングで攻撃し、攻撃された方は、ログで勝敗が分かり、どういう状況だったかを動画でリプレイもできる。それをみながら、基地の弱点を知り、強化もできる。

攻撃され、負けるとやられたという気にはなるが、負けたからと言って、施設にダメージが残る訳でもなく、資金と資源が取られただけ。生産するプラントはあるため、時間が経てば、資金や資源も入り、手っ取り早くとなれば、ユーザーの基地を攻撃し、奪ってくればいい。

さらに、このゲームでは、プレイヤーを数名のグループにまとめ、そこでの戦いになるため、自分以外は、全て敵。それらを倒さなければ、先に進めず、しかも、似たようなレベルを集めることで、極端に大きな戦力差も感じられない。

短い時間でも遊べるとなっているが、『ガンダムジオラマフロント』には、シミュレーションゲームでありがちな、行動力というものがない。施設の建設には、何分後に完成などがあるものの、戦闘に関しては、エース機がダメージを受ければ、回復に時間がかかるものの、必ずしも、エース機を出さなければならない訳でもなく。量産機に関しては、1回の戦闘で全滅したとしても、戦闘が終われば、元通り。

しかも、製造すれば、エース機は複数持つことになるため、デッキを入れ替えれば、戦闘だけをかなり長くプレイすることも可能。ただ、勝ち進めば勝ち進むほど、戦闘が激しくなるため、簡単には勝てないが、やる気になればやれる。

この他にも、階級戦もあれば、モビルアーマーや輸送機の製造もあり、今回は、利用できなかったが、同盟に関するものもあるなど、面白い要素は、まだまだありそうだ。

この『ガンダムジオラマフロント』と『ガンダムオンライン』は、どちらも基本プレイ無料で、同じバンダイナムコなため、比較してしまうのだが。

『ガンダムオンライン』は、同時参加の対戦型でもあり、機体のカスタマイズが細かく、機体数も多いため、個人的には楽しめるものだが。やはり、3Dの機体を動かして戦うため、専用コントローラーやゲームパッドは欠かせず、とても、キーボード操作では、まともに戦えない。

しかも、初心者向けのステージで、手練れのユーザーが多く、ここに初心者が入り難いところがありそうだ。運営側は、それを改善しようと、昇格しやすく工夫しているが、早々に昇格してしまうと、機体の完成度が低く、50対50の大規模戦では歯が立たないなど、環境に問題がある。

ゲームとしての基本的な作りは、非常に良く、同時参加ならではの助け合いもあり、基本プレイ無料とは思えないものだけに、残念さがある。このブログでも、ガンダムオンラインについては、何度か書いたのだが、いろいろ変化はあるものの、大勢のユーザーがすでに利用しているだけに、決定的な手を打てないようにも見える。

それに比べ、『ガンダムジオラマフロント』は、マウスがあれば、全ての操作ができ、操作上のテクニックの差も、ほとんど無さそうで。さらに、同じようなレベルのユーザーを集めていることから、平等さが強く感じられる。

一番、いいところは、『ガンダムオンライン』は、同時参加だけに、ユーザーが集められるようインターバルがあり、1回の戦闘が始まるまでの時間が長い。それに対し、『ガンダムジオラマフロント』は、1日10分で遊べるともあるように、こちらのタイミングでテンポよく遊べるため、時間が無い中では、こちらの方が、断然いい。

また、『ガンダムジオラマフロント』では、同じユーザーに対して、立て続けに攻撃することもできない。1回の攻撃で、勝ち負けが決まれば、後は、他を攻撃するしかない。これも、偏りがないよう工夫されており、好感が持てる。

ゲームは、面白くなければ、ゲームではなく。いろんなユーザーが、どのタイミングで始めても、面白く遊べるのが理想だと思うのだが。その点、『ガンダムジオラマフロント』は、バランスがいいように感じられる。

ただ、プレイしたのが、クローズドβテストなため、恐らく、次は、オープンβがあり、本格的なサービス開始となるため、多少の変化はありそうだが。方向としては、平等に楽しめそうな作りで、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』公開での盛り上がりもあり、波に乗って、人気がでそうだ。

今のところ、PC向けネットゲームなのだが、操作がシンプルなことから、スマホやタブレット端末でも、普通にできそうな。

2015年春から正式サービス予定なのだが、現在、事前登録で『ガンダム(ガンダム・ハンマー)』が貰えるキャンペーンも行われている。





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