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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 6.大人のSFという感じで、雰囲気も良く、思う事も多く [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

『HK/変態仮面』に続き、『オブリビオン』も観ていたのだが、これも面白く。SFの世界ならではの飛び抜けた展開もあり、間延びしないテンポの良さも感じられ、考えさせられるところも多く。

この映画を観て思うのが、主要な登場人物が少ないことだろうか。登場人物が少ないことで、人間関係が分かりやすく、それでいて、小さくまとまっているのではなく、広大なスケールで世界の広がりも感じられる。

SFらしい派手なアクションもありつつ、近未来なハイテクな生活空間もあれば、自然に囲まれたロッジでアナログな感じもあり。

このギャップが、現代と過去とも感じられ、近未来な方には、スタイリッシュな生活もあり、カッコいいと思う反面、自然に囲まれ不自由な生活も、どこか憧れもあり、惹きつけられる。

トム・クルーズが演じる主人公は、規則に縛られており、様々なことが禁じられているのだが。それが本人のためのような説得力がありつつ、最後には、そうせざるを得なかった別の理由も明らかになる。

実在しないSFな世界なため、その分、作り手のセンスが強く感じられるのだが。カタチを変えても、現代と通じる部分が多く、日々の生活を間接的に問いかけているような、そんな印象もある。

この『オブリビオン』は、映像の綺麗さに加え、開放感もあり、デザイン的な美しさも感じるSFだろうか。謎めいたところも多く、示唆に富んでいるため、結末が分かっていても、改めて観ても楽しめる。

SF映画と言えば、長らく好きな作品に、『ブレードランナー』があり。こちらは、物語の舞台は、良くも悪くも人間らしさがあるのだが、それとも違う。SFだからこそできる問いかけがあり、考えさせられるという点では、似ているのかもしれない。


 


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