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映像も綺麗で面白い 昔のアニメ・特撮ヒーロー 2.人気の妖怪ウォッチ 今さら1話から、大人でも意外と楽しめる [面白い アニメ・特撮ヒーロー]

『妖怪ウォッチ』は、社会現象にもなった人気アニメなのは分かるのだが、内容は全く知らず。HKT48の劇場公演でも、当時、『ようかい体操』の話が出て来るほどなため、1話から観始めた。

子供向けと思いつつも、大人が観ても、今どきの感覚やノリが新鮮で、愛嬌がある キャラで溢れている。子供の頃を思い出し、懐かしい感覚にもなるなど、意外に面白く。

キャラクターの数が多く、それが、次々と登場するところに、出し惜しみしない太っ腹な感じもあり。さらに、1話に1つの話というのではなく、いくつもの話を盛り込み、主人公とは別に、妖怪だけの物語もあるなど、バラエティに富んでいる。柔軟で遊び心も感じられ、世界が広い。

妖怪というと、『ゲゲゲの鬼太郎』を思い出すのだが、薄気味悪い妖怪を鬼太郎が退治するという物語。それに比べ、『妖怪ウォッチ』は、問題を起こす妖怪を案件として処理しているのだが、戦うシーンはありつつも、退治するというよりは、話を丸く収め、仲間に入れるという流れ。

仲間に加わると、いつでも呼び出すことができるようになる。妖怪により特性が様々なため、それを活かしながら、問題を解決することになり、仲間が増えれれば増えるほど、手札が増え、展開も面白くなる。

妖怪ウォッチに登場する妖怪は、間の抜けた感じにギャップがあり、愛嬌がある。妖怪側も、基本的にやらないと行けないからやっており、悪気もない。お互いの事情も垣間見えるため、善悪という一方的な見方にもならず、感情移入もしやすいかもしれない。

物語として、一つの大きな流れがある訳ではないため、どこからでも見ても良さそうなのだが。そもそもの始まりが気になると、いつでも、1話から観れるhuluは便利でいい。

物語の発端が、不都合な身近な出来事なため、実際に学校に通う子供達が、誰しも感じそうな事ばかり。日常でも、ふとした不都合から妖怪のせいじゃないかと思い、妖怪ウォッチと思い出しそうだ。

不都合な事に対して、瞬間的に、イライラしたり、落胆するよりは、妖怪を思い浮かべることで、一息つくことにもなるだろうし。問題が起きたときに、距離を置いて考えるキッカケにもなるのも良さそうな。

凄いところは、そのやり方にもあり。福岡に本社がある 家庭用ゲームソフトの企画制作・販売を行う レベルファイブの作品で、版権も持っており。ゲームが先で、アニメなどが後という特徴がある。

妖怪ウォッチのゲームソフトが先に発売され、その後、漫画、アニメが始まっている。ゲームソフトで、よくあるパターンは、人気アニメのゲーム化なのだが、それが、逆になっている。

人気ゲームが、後にアニメ化というのもあるのだが、それとも違いがあり、ゲームの企画からすでにアニメ化が前提になっているのが、凄いところじゃないだろうか。

アニメに人気が出てから、ゲーム化になるとゲーム制作に膨大な時間がかかるため、人気が絶頂のときにゲームが発売できず、出遅れ感がある。それが、先に、ゲームが発売され、アニメで人気のピークを迎えれば、絶好のタイミングでものが揃っていることになる。

人気アニメにゲームが便乗するのではなく、ゲームの販売に、アニメ、漫画などのメディアを活かすところに、発想の凄さがある。これは、ゲームが、アニメ化しても面白いほど、魅力があるということが前提になる。

『イナズマイレブン』、『ダンボール戦機』も、同じ レベルファイブ。家庭用ゲームソフトは、振るわない時代とも言われているのだが、やり方次第なのかもしれない。


   


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