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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 16.西部警察 CGが無い時代に大迫力、キャラの濃さに、昭和な感じも面白く [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

最近、観たのが、石原プロモーションの『西部警察』。こういうドラマがあるという話は、聞いたことがあるのだが、実際に観るのは、これが初めて。

最近、PS4のゲーム 龍が如くでは、昨年、発売された『龍が如く 0』がバブルの時代、先日、発売された『龍が如く 極』も昭和の世界なため、『西部警察』も、あまり時代のギャップを感じずに楽しめるところもある。

この『西部警察』、演出も派手で、登場人物も個性豊かで人間味もあり、ノリも凄い。第1話から、かなりぶっ飛んだ内容になっており、国外逃亡した犯罪者が、南アフリカで活躍した 外人部隊を経て、日本に戻り、米軍の演習中、多目的装甲車を盗み都内を暴れまわるというもの。

この装甲車、『TU-89 355 LADYBIRD』は、架空のものもで、実在はしないのだが、作りが凄そうで。砲塔も旋回でき、上に重機関銃もあり、普通乗用車を踏み潰し、大型ダンプによる体当たりにも耐えていた。その装甲車が、次々と迫り来るパトカーを破壊するのだが、炎が上がる爆破も派手なもの。

CGが無い時代だけに、実際に作られたもので、映画ではなく、ドラマでここまでというのも、スケールの違いがある。しかも、公道で撮影しており、銀座4丁目や国会議事堂前を走るなど、リアルさもある。今では、とても、許可が下りないんじゃないだろうか。

銃では、装甲車に歯が立たず、警察の大門部長刑事が率いる 大門軍団が、様々な作戦を立て、挑むという話。1話と2話で、前編後編になっており、三島事件を感じさせるところもある。

このドラマを観ていると、アメリカンなバイクに乗るものもいれば、刑事がショットガンを持っていたり、課長の車もオープンカーなど、枠に囚われない良さもあり。分かりやすいカッコ良さに、エンターテイメント感が強く感じられる。

アドリブ感があるというか、ガチな感じに、荒っぽくも躍動感もあり。今どきな、無駄のない スマートなものではなく、登ろうとするところで何度も落ちたり、必死な姿がある。これも、他では感じられず、新鮮。

ドラマでも、映画でも、実際は、こうじゃないからと思ってしまうと、面白さは半減するのだが。ドキュメンタリー作品ではないのだから、それも、無粋な気もする。

現実に囚われやすいというのも、情報があふれていることで、イメージが固まりやすいのかもしれない。


  


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