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役に立つ本を読む 5.懐かしい本が届き、実物の本と比べても、キンドルの方が利点が多そうな [役に立つ本を読む]

2週間ほど前、荷物が届き、その中に入っていたのが、『人を動かす』と『道は開ける』という D・カーネギーの本。kindleで電子書籍を読むようになり、実物の本を買うのと違い場所も取らず、便利だなと思っていたところ、これが届いた。

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この本、ずいぶん前に自分で買ったもので、読んだような記憶はあるものの、内容をほとんど思えていない。同じ本でも、何歳で読むかで感想が違うという話もあるため、その頃は、内容に共感する部分が少なかったからかもしれない。

なぜ、このタイミングで送って来たかなのだが、送り主が、父なため、想像が付く。ためになるから読みなさいということではなく、単純に、整理した際に本が出て来たため、邪魔だからということだろう。以前にも、同じようなことがあり、それに比べれば、量は少ない。

この本を開き、電子書籍リーダー kindleと比べてみると、kindleの凄さがよく分かる。背景こそ、やや薄いグレーだが、文字の綺麗さ、見た時に感じる目の負担の少なさなど、実物の本と、そう違いがない。

ただ、本には本の良さもあり、このくらい読み進んだというのが、見た目で実感でき、パラパラとページをめくれば、気になるフレーズが目に飛び込んでくることもある。物語があるような本なら、最初から読むのが、正しいのかもしれないが、この手のビジネス本は、意外と気が向いたところ、気になるところから読んでも良さそうな。

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『人を動かす』という本を開き、最後まで読んでないことに気づいたのだが。本の終盤で、裁断が上手くいかなかったのか、押し込んで製本されたような部分があり、こんなことがあるのかと驚いた。上の画像がそうなのだが、折り畳まれたページを開くと、本からはみ出る。今なら、即返品になるようなもの。

今でも、同じような本が売られているのか調べたところ、表紙が大分変わったものの、翻訳した人も同じで、目次もそのままという本はあり、『マンガで読み解く 人を動かす』という本まである。

マンガの方が、全てを文字で説明することもないため、読みやすそうだが。イメージの問題だろうか、同じような内容でも、説得力には欠けるかもしれない。

この本では、人を動かす3原則、人に好かれる6原則、人を説得する12原則、人を変える9原則、幸福な家庭をつくる7原則と分かれて、様々なことが書かれているのだが。これらの原則の大半に、褒めることが書かれている。

カーネギーというと、有名な実業家のアンドリュー・カーネギーもいるのだが、この本を書いたのは、デール・カーネギーで、教育家の方。アメリカでは、注意する際、とりあえず、いいところを褒めつつ、その後、本題となる。気分を上げてから下げるのが、よくあるパターンで、単純に怒るだけでは、ヒステリックと見られがち。

この『人を動かす』は、デール・カーネギーの代表作で、大ベストセラー。もしかすると、上げて下げてが広まっているのは、この本の影響もあるのかもしれない。

先日、放送されていた『ホンマでっかTV』で、神社のおみくじの話が興味深く。浅草の浅草寺では、昔ながらのおみくじで、凶が1/3あるものの、最近は、凶が出ると神社のイメージが悪くなるため、凶が少なめの神社が多いと話していた。

凶を引いて、戒めと捉えるよりも、気分を害して、1年を棒に振るとも言われており。なんとなく、気分を上げて下げてで、ショックを和らげるようなことが、必要なのかもしれない。


  



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