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クッションがへたった デスクチェアの張り替え 2.針さえ抜ければ、簡単にでき、安定感がある 固めのクッションも良く [お尻が痛い へたった椅子のクッション張り替え]

クッションがへたった デスクチェアを張り替えるという話なのだが。表面の生地、張り地さえ外すことができれば、後は、クッションを入れ替えるだけなため、簡単じゃないかと思いつつ、やってみるといろいろある。

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これが、問題の椅子なのだが、どこにでもありそうなもの。分かり難いかもしれないが、座る部分のクッションが、わずかにへこんでおり、見た目以上に、クッションが効いていない。

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椅子をひっくり返し、裏は、こうなっており。張り地を固定するコの字の針が、直接、見える。他の椅子では、裏側が、プラスチックのカバーで覆われており、それを外す手間もあるのだが、これは、むき出し。

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針を抜けば、すぐに終わるだろうと思っていたのだが、この針が、簡単には抜けず。しかも、針を抜き、裏面の生地をめくると、さらに、内側にも針があり。片側だけで、15本ほど針が打たれ、さらに、内側も打たれているため、100本近くはありそうだ。

なぜ、針が抜きにくいかというと、木製の板に、埋まり気味で、針が打ち込んであるため。これをマイナスドライバーで、押し込んで上に針を曲げ、ペンチで引き抜く。これを繰り返すのだが、クッションが取れればと、3面を外し、それでも、2時間ほどかかった。

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張り地を外すと、クッションが見え、体重がもっともかかる部分に亀裂がある。クッションのへたりもあり、亀裂もあるため、こうなると、椅子としては、終わりのようだ。

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これが断面だが、板と接着剤で付いているようで。クッション自体は、ハサミでも切れるため、削り取るとった。このクッション、妙に湿っている。

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これが、今回、クッションとして入れ替える ウレタン。どちらも、椅子に使われるものだが、白い方は、座れば沈むような柔らかさがあり、色が混ざった方は、固くへたり難くく、座っても大して沈まない。

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とりあえず、二つを載せて、座ったところ、白い方が沈むだけにまとわり付く感覚があり、これが、あぐらをかいて座ると、気分がいいものではなく。固い方だけで、十分だったため、それを座る部分に合わせ、四隅をハサミで切り、丸くした。

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最後は、今回、初めて使う 手動のタッカー。これは、コの字の針をセットし、握ると針を打ち込むというものだが。中に強力なスプリングがあり、握ることで、それを縮め、握り切ると発射し、打ち付ける。そのため、バン!バン!と大きな音をたてており、寝静まるような時間には、できない作業かもしれない。

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これで、完成。中のクッションの大きさが、以前よりも小さいため、覆っていた張り地をそのまま利用することができ、見た目も、特に変わりない。

座れば、畳みのような固いクッションなため、あぐらをかいて座るには、ちょうど良く、お尻も痛くならならい。現在のクッションは、以前のものとは、固さが全く違い、へたり難いものだが。もし、このクッションが、長く座り、へたったとしても、次はすぐにでもできる。

打ち直した針は、しっかり固定されてはいるものの、機械のように、木製の板に埋まるほどではないため、抜きやすく。これなら、クッションの入れ替えは、30分もかからないんじゃないだろうか。

椅子のクッションがしっかりしていれば、姿勢も正しやすく、座って何かをやるにしても、効率も良さそうで。椅子の大事さも分かるのだが。

今まで、自分で直せるものまで、知らずに捨てていたのかもしれない。


 



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