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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 29.ありそうな怖さ、結末に驚きもあり エスター [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

夏の風物詩と言えば、怪談話だが。Amazonのプライム・ビデオも、最近、ホラー映画が次々と追加され、中でも評価が高い『エスター』を観たのだが。これが、イメージを逆手に取られたような 展開で、なかなか怖く。

物語は、裕福で幸せそうな 家庭が、少女を養女に迎えたことで、何かが狂い始め、悲劇に引きずり込まれるという感じだろうか。この少女は、個性的な性格ながら、大人の心を読む 賢さがあり、大人が子供扱いしているうちに、手玉に取られ、翻弄される。

この少女が、目的のためには手段を選ばず、殺人も平気で犯すような 残忍さや冷酷さがあり。これが、社会に囚われず、子供だからこその非情さも感じられ、異常に精神年齢が高ければ、こういうことがありそうだという 怖さもある。

少女は、この家庭を乗っ取ろうとしているようにも見え、夫婦の仲を裂き、次第に遠ざけながら、養父を味方に付けており。これも、養女とは言え、娘に肩入れしがちな 父親像とも重なる。

最後は、養母が少女の怪しさに気が付き、素性を調べたところ、これまで、少女が行っていた 不可解な行動、子供とは思えない ずる賢さの謎が明らかになる。これが、思いも寄らない結末で、推理モノの謎解きのような、そんな納得感がある。

これを観ていると、『大人が思うほど、子供は子供ではない』という話を思い出すのだが。外見だけで、勝手に思い込むことの怖さ、人は見かけに寄らないという話にもなる。

ホラー映画は、怖さがポイントだが。やはり、なぜ、こうなるのかという理由に、説得力や斬新さがあると驚かされ、そこに、面白さもある。





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