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役に立つ本を読む 11.1日1践! かんたん「自己暗示」で一生が変わる 上手く活かせれば、効果はありそうな [役に立つ本を読む]

『追悼・多湖輝』とタイトルにあり、『1日1践! かんたん「自己暗示」で一生が変わる』を思わず手に取り、読んだのだが。『自己暗示』、『一生が変わる』となれば、どこか怪しく思われそうだが、そんなこともなく。自己暗示を日常に活かし、どう上手く生きるかという感じだろうか。

多湖輝は、心理学者なのだが、本屋に行けば、必ず何冊かは置いてあるほど著書が多く。『頭の体操』は、シリーズにもなっており、こういう本があまりないだけに、そのイメージも強く。今年の3月には、肺炎で亡くなっていたというのも知らなかった。

誤字や脱字はあるため、ここでも、評価が分かれそうだが。内容としては、こんなときには、こうすれば上手く行くんじゃないかという提案のようなもので、堅苦しい自己暗示の話ではない。

最初から最後まで読まなくても、例えば、やる気が出ないときに、それに関するところだけ読んでも良さそうで。ただ、一つの物事に対して、深く書いている訳でもないため、ありがちと感じるかもしれない。

それでも、そういう状況になると、なかなか気が回らなかったり、冷静さを失っているかもしれず。そこで、何かを気付かせる ヒントにはなるんじゃないだろうか。

気になったところでは、自己暗示の基本は、繰り返し言うこととあり。ただ、『痛みが消える、痛みが消える.....』では、効果が不十分で、悪いイメージがある『痛み』は繰り返さず、『痛みが消える、消える....』とした方が、効果があると書かれていた。

緊張しているときには、その気持ちを口に出して言うことで、緊張が和らぐとあるのだが。もし、誰かが緊張して、緊張している気持ちを何度も言えば、それを聞いてる人が、緊張するということもありそうで。言った方は、緊張がほぐれ、聞かされてる方は、緊張してくるというのは、あるのかもしれない。

スランプの時には、何をやっても上手く行かず、自信を失うのだが。そこで、過去の実績を机の上に積み重ねればいいというのも、良さそうで。感情的にならずに、客観的に、いい時もあれば、悪い時もあると割り切れそうで。目に見えるカタチで感じられるのが、ポイントのようだ。

興味深いのが、『脳が冴える15の習慣』で読んだことと、今回の『1日1践! かんたん「自己暗示」で一生が変わる』で書かれていることが、重なるところもあり。同じようなことが書かれていると、復習しているような感覚もある。

自己暗示という視点で書かれているのだが、身近な話も多く、物事の考え方を説いているようなところもあり、読み難いものではない。

何気ない言葉で、知らず知らずのうちに暗示に掛けられているというのも分かり。話し方を変えれば、性格も変わるというのも、日々繰り返すだけに、あるのかもしれない。

  


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