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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 38.窮屈に感じていると楽しめそうな 映画 ミッドナイト・イン・パリ [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

『ミッドナイト・イン・パリ』は、前回に続き、ウッディ・アレンが監督・脚本の映画。2011年に公開されており、そんなに古いものではないのだが、友人が好きな映画だったため、気になり。

雰囲気もありつつ、奇抜な物語でもあり、好みで評価も分かれそうな。日々の生活で窮屈さを感じている人ほど、物語に共感できそうな、そんな印象がある。この映画、第84回 アカデミー賞で脚本賞を受賞している。

物語は、映画の脚本家で、これから、初の小説を世に出そうと書きつつ、思うように進まない 主人公が、婚約者やその両親と共に、パリを訪れ、そこでの出来事。

婚約者の両親と一緒なだけでも、いろいろありそうなのだが、婚約者が好きだった 博識ぶる 男性も登場し、主人公にとっては、厄介なことばかり。一方、タイムスリップした 過去の世界には、自分を理解してくれる人々がおり、好きな女性もできるなど、違いが大きく。

この映画の中で、過去のこの時代に生まれていればと思っても、その時代に生きている人にとっては、この時代というのが、また、別にあり。それを思い知らされた 主人公が、現実の世界に引き戻されるという感じだろうか。

タイムスリップというと、SF映画のような イメージもなり、科学的など、何らかの理由があるように思われそうだが。この映画は、そういうものではなく、不気味さや怖さとも無縁で、ちょっと不思議な物語。

芸術家に興味がある人なら、次々と有名人が登場するため、そこに面白さもありそうで。この物語には、そういうものが、ちりばめられているため、ある程度、知識がある方が、より楽しめるのかもしれない。

個人的には、文学や絵画などには、全く興味がないため、こんな感じなんだろうかとなるのだが。それでも、縛られていた思いから解放され、生き生きとした 主人公の姿に思うところもあり、物語としての面白さは感じられる。




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