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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 40.想像していた ホラー映画とは大分違う ポルターガイスト [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

1982年に公開された『ポルターガイスト』を観ていたのだが、この映画、スティーヴン・スピルバーグが、製作したホラーシリーズの1作目。その後、『ポルターガイスト2』、『ポルターガイスト3 / 少女の霊に捧ぐ…』と続くことからも、人気の高さが伺える。

なぜ、この映画を観たかなのだが。ホラーらしい、おどろおどろしい映画なんだろうなという 強いイメージはあるものの、観たことがなく。そこで、気になり。

実際に観てみると、想像していた感じとは大分違い、ホラー映画ではあるのだが、笑えるようなユニークさもあり、後を引くような怖さが感じられない。後を引かないというのは、定番の薄気味悪い怖さとは違うからかもしれない。

物語は、子供が3人おり、幸せそうな5人家族が、新興住宅地に引っ越し。そこで、物が動くなどの怪現象が次々と起こり、娘も連れ去られてしまい、超常現象の研究家や霊能力者も加わり、それに立ち向かうというもの。

ホラー映画で、個人的に好きな作品は、『オーメン』(1976)、『エクソシスト』(1973)、『リング』(1998)なのだが。これらは、映像と音の薄気味悪さがあり、じわじわと近づいてくるような怖さがある。

これらには、事故死に見せかけて、次々と殺されたり、身近なものが切っ掛けで巻き込まれたり、ありそうなとう雰囲気があるのだが。それが、『ポルターガイスト』には感じられない。

『ポルターガイスト』では、にぎやかな家族でもあり、始まりから明るく、怪現象があっても、それも楽しいという受け止め方もしており、そこから、悪い方へと進むのだが。死者への敬意、うやまう気持ちを逆手に取るところに、コメディな面白さもある。

あるかもしれないことから、徐々に恐怖の世界へ引きずり込むというのが、ホラーではありがちな流れなのだが。この映画では、いい意味での地味さがなく、かなり派手な展開でSF感もあり、最後は、入り乱れての大暴れで。

この映画を観て、ところどころのシーンで、印象に残る怖いものはあるものの、物語としては、ぶっ飛んでおり。リアルさは感じられないため、これを観て、寝れなくなるようなことも無さそうな。

ジャンルとしては、ホラー映画なのだが、ホラー映画でも無さそうな雰囲気もあり、普通に楽しめるような映画だった。どうも、『ポルターガイスト』という言葉から、『エクソシスト』のイメージと混同していたのかもしれない。

ちなみに、ポルターガイストは、勝手に物が動いたり、叩く音、発火、発光などが繰り返し起こる現象のことで、説明がつかないものとされており。理由は、霊的なものだけではなく、いろいろ考えられているようで。


     


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