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映像も綺麗で面白い 昔のアニメ・特撮ヒーロー 15.機械的な表現も細かく、敵軍団も多彩で豪華な 超人機 メタルダー [面白い アニメ・特撮ヒーロー]

最近、Amazonのプライム・ビデオに、特撮ヒーローが多く追加されており、その中の『超人機 メタルダー』を初めて観たのだが。他の特撮ヒーローモノとは違った 敵側の男気も感じられ、バブルで景気がいい頃の作品だからか豪華さもあり、細かい事を気にしないような思い切りの良さなど、見応えがある。

メタルダーは、メタルヒーローシリーズの第6弾なのだが。主人公がアンドロイドで、生身の人間ではないというのは、シリーズでは初のようで。敵を倒すために、博士に作られ、突然、起こされたところから始まるため、主人公には、感情もない状態。そこから、物語が進むにつれて、様々な経験を経て、怒りや悲しみ、愛情などを持つようになり、心身ともに成長しつつという感じだろうか。

主人公は、強いのだが、戦い方も分からないため、1話では、敵に倒され、その後も、ダメージがありながら、ギリギリ勝つという感じで。修理する際のロボットアームの動きも、意外に細かく。敵を倒した後の渋さも、定番な明るい感じと違い、単純に悪い敵を倒すというものでもないため、大人は楽しめても、子供の目には、やや微妙に映りそうなところはある。

敵側も、細かく生き生きと表現されており、そこも大きな特徴じゃないだろうか。悪の親玉 帝王ゴッドネロスは、表向きは、大企業の代表を務め、慈善事業などをやりつつ、裏では、株価操作や兵器の密売で利益を上げ、4つの軍団を束ね破壊活動も行うというもので、二面性があり。

配下に、ヨロイ軍団、戦闘ロボット軍団、モンスター軍団、機甲軍団の4つの軍団があり、各軍団内には、様々なモンスターやロボットなどが所属しており、階級も細かく分かれ、軍団長と部下もあれば、子弟など上下関係もある。

それぞれの軍団が、派閥争いしており、手柄を立てようと狙っているところに、ドラマもあるのだが。誰が倒しに行くかでも、敵同士が揉め出し、勝負で決めたり、メタルダーとの一騎打ちで、手柄を横取りしようと邪魔が入るなど、いろいろある。

当時だからだろうか、実名が出たりするのも、新鮮さがあり。例えば、ゴルゴ13をモデルに作られたという ロボットの話では、『ゴルゴ13』とはっきり言っており、さらに、当時のアニメが、モニターで流れていたり、細かい事を気にしないのも良く。

ドローンが無い時代に、ちょっとしたシーンで空撮もあり、爆破も多く派手なのだが。同じような戦闘員が大勢いるのではなく、小ボス、中ボス級が多く、モンスターな見た目もあれば、機械的なものもあり、それが大挙して攻めてくるところに、豪華さがある。

仲間をあざむきながらも、手柄を立てようとすれば、上手く行かず、敵にも、真正面から正々堂々と戦いを挑むものもいたり、上に立つ軍団長のキャラもあるため、敵には敵の人間模様や格好良さもある。

これまで、メタルダーを全く聞いたことがなく、知らなかったのだが。観たところ驚きも多く、昔の作品でも、凄さが感じられる。





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