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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 46.共感できるところもあり、個性的なキャラも面白く 結婚できない男 [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

Amazonのプライムビデオに、2006年に放送された 阿部寛 主演のドラマ『結婚できない男』があり。このドラマは、面白かったという兄の話から観始めたのだが、共感できるところもあり、主人公のキャラクターも面白く、しかも、暗い話でもないため、気軽に観れる良さもあり。

主人公のキャラクターなのだが、仕事ができ、見た目も悪くないものの、性格に問題があり、ひねくれており。悪気もなく、人を不快にさせるような事を口にしながら、どこか、憎めないキャラ。そして、気ままに独身生活を楽しみつつも、どこか、寂しさも漂うという感じなのだが。

一人暮らしの良し悪しが、感じられるようなところもあり。自分で何でもするだけに、やろうと思えば、誰に気兼ねすることなく、いろいろできるため、それが色濃く出ており。爆音でクラシック音楽を楽しんでいたり、模型を作ったり、好きなものを好きなように食べたり、やりたい放題。

この感じが、家の中だけでは収まらず、外でも同じで。空気を読んで周りに合わせることもなく、マイペースで小さなことでも我を通すところに、妙に細かく、ウザい感じもあり。そこに、面白さがあるのだが。

何でも自己流になるのが、ユニークで。お好み焼きの焼き方でも、細かくやり方を決めており、それを説明しながら、作法のように、もっともらしく。説得力がありそうなのだが、実は自己流で、周りが騙されそうなところに、コメディな笑える部分もあり。

主人公が楽しそうに、映画『ブレードランナー』の話をするのだが、これが、物語の中では、全く女性に理解されず。これも、SF好きなら誰もが観たことがありそうな 名作なのだが、確かに、女性に理解されそうになく。ちょっとしたところなのだが、そうそうと共感できる。

主人公が聴いた ショスタコーヴィチの交響曲 第5番も、クラシック音楽では派手さがあり、これも、分かるようなところもあり。学生の頃、イーゴリ・ストラヴィンスキーの『春の祭典』と共に、よく聴いていたこともあり、妙な親近感も感じられる。

クラシック音楽というと、優美なイメージが強いかもしれないが。これらの曲は、猛々しさもあれば、妙な不気味さや奇妙な雰囲気もあり、映画音楽のようで楽しめる。このドラマを観て、また、聴きたくもなる。

このドラマの主人公ほどではなくても、身近な人で、趣味にお金を掛けたり、頑固というか、周りに合わせない人もいたり。そういう人は、やはり、決まって独身のような。人付き合いが悪く、隣で飼われている 犬とは気持ちが通じるというのも、分かるような。

このドラマを観ているいると、誰かが不幸になったり、悲しい思いをするでもなく、それでいて、何となく分かるという 面白さもあり。10年ほど前のドラマで、主人公は、変人扱いされているのだが。

もしかしたら、ドラマが放送されていた 当時よりも、現在の方が、共感できる人が多かったりするんじゃないだろうか。




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