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役に立つ本を読む 14.冴えない状態、やる気の無さへの考え方も変わりそうな 脳の疲れをとれば、病気は治る! [役に立つ本を読む]

『脳の疲れをとれば、病気は治る!「脳疲労」時代の健康革命』という本を読んだのだが、脳が疲労することで、五感などの体の機能が正常に機能せず、病気になるというのも興味深く。ストレスへの考えも変わり、それと上手く付き合うことの大事さも感じられる。

この本では、脳が疲労した状態を脳疲労と表現しており。脳疲労になると、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感を始め、体の機能が正常に働かず。それにより、無理な状態も認識できなくなり、結果として、病気になるというもの。

医師である著者が、なぜ、ダイエットが上手くいかないのかという疑問から、この考えに至ったため、ダイエットの話が多めなのだが。無理をすることでの悪循環、体への悪影響の話なため、ストレスが多い現代人には、参考になる部分も多そうで。

本の中では、ダイエットしなければと食べる量などを一方的に我慢することで、ストレスがかかり、それが、過剰な食欲になるため、他の方法を勧めており。

自分を抑えることを極力せず、心地いいことを1つでもいいから始め、運動も含め体に良いこともやりたくなければせず、逆に、体に悪いことでもやめられないことは続け、体に良く自分も好きなことをするよう説いている。

気持ちに正直にという感じで、無理せずとなるのが。この話だけを抜き取ると、好きなようにダラダラしていいような印象を受けるかもしれないが、そうではなく。

体の司令塔でもある 脳に何かを強いれば、ストレスがかかり、体に異常をきたすため、この状態を避けることを優先しており。脳を正常な状態に保てれば、そのうち、体も動かしたくなり、結果として、上手く行くという話。

これは、ダイエットに限らず、他のことにも当てはまりそうで。やる気やモチベーションなどにも関係してくる話。やらなければならないだけでは、無理が多いため、どこか気持ちの面でも、バランスを取る必要があることになる。

ただ、この本にも書かれていたのだが、自分で判断し難いところがポイントにもなり。体の疲れは分かりやすいものの、脳の疲れは分かり難くく、やれる状態なのか、やれない状態なのかも分からない。

日本では、昔ほどではないにしても、気合いで乗り切るという考えがあるのだが。これも、今どきは、あまり当てはまらないような感じもあり。これは、やりたい事が増えたことで、やらなければならないこととの板挟みになりがちになり、ストレスがかかりやすいのかもしれない。

本の中に書かれていたことで、ストレスの話で印象に残る部分があり。家族でも、親しい友人でも、近くにいるだけで、何らかのストレスがかかるというもので。そのストレスが耐えられる状態なのか、そうではないのかの違いがあり、いるだけで、イライラするというのも理解できる。

この本を読んでいると、頭の疲れ、脳疲労を軽く見がちだったと感じ、考慮しなければと思えてくるのだが。この考えに偏り過ぎれば、自分を甘やかしがちにもなるため、程度の問題もある。

やる気がなく、自分はダメだと思い込んでしまう人が、これを読むと仕組みや理由が感じられるため、元気づけられることにもなりそうだ。




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