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役に立つ本を読む 15.広告コピーの役割、作り方、面白さも感じられる ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議 [役に立つ本を読む]

『ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議』という本を読んでいたのだが。商品などを宣伝するキャッチコピーの役割、どのように作るかなどが書かれており、四六時中、様々なカタチで宣伝を目にするだけに興味深く。しかも、他の事へも役に立ちそうな、ためになる話も多い。

コピーライターの仕事が、どういうものかが分かるのだが。キャッチコピーやキャッチフレーズは、商品や作品などを宣伝するために使われる、短い言葉なため、一瞬のひらめきやアイディアのようなものかと思っていたら、そうではないようで。

短い言葉ながら、そこには、誰に向けての宣伝なのか、他社製品と比べて、優れている部分がどこかを伝え、さらに、言葉のセンスや心理的な効果なども考慮しており、巧妙に作られているのが分かる。

宣伝の大事さは、例え話として、紹介された エジソンの蓄音機もあり。エジソンが発明した蓄音機は、当初、遺言を録音する機器として発売されており。それをお客さんから、音楽を録音できるんじゃないかと言われ、その後、音楽鑑賞用で世に広まっており。遺言よりも、日々楽しめる 音楽の方が、欲しいという気持ちを掴んだということになる。

広告コピーも、明確に製品の価値などを伝える タグラインがあり、お客に対して、巧みにアピールする キャッチコピーもあるなど、製品を紹介する際に使われる言葉も、それぞれに役割があり。

これらを踏まえて、CMを見ると、違った見え方になり。なるほどと思えるものもあれば、分かり難かったり、どうかなというものもあり、CM自体の面白さも感じられる。

CMは、出してみないと分からない 一発勝負なものなため、だからこそ、あらゆる情報を集め、時代の流れも読んでとなるのだが。出来上がったものが、短いフレーズなため、簡単にできるんじゃないかと思われがちなのかもしれない。

この著者は、主なクライアントに大手企業が名を連ねており、PlayStation、サントリー、日本生命、キリン、ファミリーマート、TOYOTA、日産自動車、三菱地所、Amazon、明治製菓、ハウス食品、資生堂、SONY Music、JALなど誰もが知るものばかり。

これでも、一部なため、ほとんど、この人が作ってるんじゃないかと思えるほどで。この本の中で語れるエピソードも、それらの話になるため、分かりやすく、面白さがある。

キャッチコピーは、短い言葉で、いかに効率よくアピールするかがポイントなため、宣伝に限らず、いろんな事に役に立ちそうで。この本は、堅苦しい文章でもないため、読みやすさもある。





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