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映像も綺麗で面白い 昔のアニメ・特撮ヒーロー 22.少年二人が合体変身、他との違いも多く 超人バローム・1 [面白い アニメ・特撮ヒーロー]

ゴルゴ13でお馴染みのさいとう・たかを原作で、1972年に放送された『超人バローム・1(ワン)』を観たのだが。少年二人が合体変身という ユニークさもあり、怪人の不気味さがありつつ、登場人物のノリは明るく、他とは違う特徴がある。

もともと、『週刊ぼくらマガジン』で連載があり、この漫画雑誌が廃刊した翌年、特撮テレビドラマとして、始まったという作品なのだが。面白いのが、原作者が、子供二人が合体変身で大人の顔は違和感があり、連載から2話で失敗作と思ったという話で。早い段階で、そう感じても、連載が始まったからには、後戻りできないということだろうか。

テレビ版では、漫画が原作ながら違いも多いようで。気になる変身シーンも、テレビ版では、二人の少年が合体変身すると、仮面をかぶったような バロム・1になるのだが、漫画版では、読んだことがないため、詳しくは分からないのだが、大人な顔もある。

物語は、正義と平和の力 コプー、悪と呪いの力 ドルゲがあり。双方が、エージェントを使い戦うのだが、コプー側が、少年二人による バロム・1、ドルゲ側は、人間を悪に引きずり込んだ ドルゲ魔人。少年も、ガキ大将なタイプと理知的なタイプなため、意見が食い違い、仲たがいも多く。ドルゲも、少年二人が変身することを知っており、変身できない状態で倒そうとしたり。

敵の怪人も、クオリティが高く。眼があるところから、ヘビがうねうねと飛び出したり、戦闘員で複数登場する アントマンも、地中から現れたり、怪しい雰囲気がある。バロム・1も、地味な色合いで、他の派手なヒーローと違い、敵との統一感もある。

主人公が、少年二人なため、ヒロインいないというのも、華やかさに欠けるのだが。大人が変身するのが当たり前なところ、子供でも変身できるとなり、子供の頃に観ていたら、喜びそうな。

ただ、大人目線だからだろうか。少年二人が、一人のヒーローになるというのが、やや違和感があり。例えば、少年二人がロボットに乗り込むなら、ありそうな気がするのだが、バロム・1は、大人一人の大きさなため、それとも感覚的な違いがある。

たまに、登場人物が、ゴルゴ13に出てきそうな 怪しい見た目だったり。敵と戦うときの効果音にも特徴があり、乾いた感じの音で、ズキューンにも聞こえ、そこに面白さもある。


 



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