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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 73.音楽が耳に残り、明るい楽しさが伝わってくる映画 ジャズ大名 [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

1982年に公開された映画『ジャズ大名』を観たのだが、ジャズな音楽に合わせ、ノリの面白さもあり、陽気で明るいコメディ映画。作家 筒井康隆の中編小説を映画化したもので、当時は、ラジオドラマもあったようで。

物語は、故郷 アフリカへ帰ろうとした黒人奴隷が、幕末の小さな藩に漂流。好奇心旺盛な藩主が、彼らの音楽に魅了され、途中、亡くなり、誰も使っていないクラリネットを吹くようになる。この藩は、東海道あるため、官軍と幕府軍が挟んでやり合うのだが、どちら側にも付かず。軽快な音楽に藩全体が盛り上がり、気づけば、争いが終わっていたというもの。

幕末が舞台なのだが、スケートボードで移動する人もいれば、ロッカーな姿でエレキギターを弾く人(ミッキー・カーチス)、チャルメラを吹きながらのラーメン屋台(タモリ)もあり、よくよく見ると、曲に合わせて騒いでいる中、いろんな人がいる。これが、アニメ『銀魂』の世界も連想させる。

この映画を観ていると、官軍か幕府軍か、どちらかを選ぶのではなく、別の道を歩むようなところに、自由さもあり。降伏している訳ではないため、何でもありで、やられっぱなしということでもない。どちらの言い分も受け入れつつ、のらりくらりとやり過ごすような感じだろうか。

最初に、変な映画という印象が強くあったのだが。しばらくすると、掴みどころがないような藩主が、特に窮屈そうな時代、気ままに生きる姿があり。これが、堅く考えずに楽しくと伝えるようにも見え、権力への皮肉のようなものも感じられる。

藩主は、もともと変わり者というキャラながら、それを取り巻く家臣は、真面目。それが、黒人達がやって来たことで、ジャズ音楽が広まり、陽気になる。これが、次々と音楽のノリが感染するような感じで、最後には、大きな盛り上がりで幕を閉じる。

映画の中で、度々流れる音楽が妙に耳に残り、その音楽と共に、ノリも残る感覚がある。真面目な人ほど、気分が大きく変わりそうな、そんな映画なのだが。ただ、物語として、刺激的なものではないだけに、好みが分かれそうで。


 


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