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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 77.若い頃が別人に見え、スリルも多く、見やすさもあり ニック・オブ・タイム [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

1995年に公開した映画『ニック・オブ・タイム』を観たのだが、タイトル通りの緊迫したシーンが立て続けにあり、どうするかと迫られる 瞬間に惹きつけられ、結末も良く、楽しめる映画だった。

物語は、ジョニー・デップが演じる主人公が、幼い娘を人質に取られ、その命と引き換えに、女性州知事の暗殺を強要するというもの。女性州知事を殺害すれば、汚名を着せられ、その場で殺されるかも知れず、やらなければ、娘が殺されるという状況で、追い詰められながら、時間も迫り、葛藤するという内容。

最初に、突然、誘拐され、暗殺者にされそうになるため、強引さが気になっていたのだが。その後の展開にスピード感があり、敵に囲まれたような状態で、主人公の心理的な混乱もあり、次々と何かが起こる 面白さがある。

女性州知事が集会を行うホテルで、主人公を監視する男の目を盗み、何とか暗殺計画があることを誰かに伝え、助けを求めるのだが。ここでも、思わぬ展開になり、次第に事の大きさが明らかになる。

主人公が、この状況から逃れようと、様々な手を尽くすのだが、それも上手く行かず。女性州知事を目の前に、やりそうでやらない主人公に、監視する 男も焦り、娘の命をちらつかせながらプレッシャーを掛け、追い込み。これが続くからこそ、最後の痛快さもある。

20年以上も前の映画で、当時の若々しい ジョニー・デップが登場するのだが。これが、初々しさに現在のイメージと違った感じがあり、まるで別人のように見える。

冷静に物語だけを考えると、解せないところが多そうなのだが。それを感じさせない 展開の早さ、テンポの良さもあり、主人公が、いかに活路を見出すかが見どころだけに、気軽に観れる良さもある。

緊迫した状況で、スリルも多く、刺激的なのだが。一方で、昔の作品だからなのか、惹き込まれつつも、ちょっと距離を置いて観れる感覚もあり、そこに、見やすさも感じられる。





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