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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 107.問答無用な刑事に格好良さもあり、惹き付けられる面白さもある コブラ [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

1986年に公開された映画『コブラ』を観たのだが。凶悪な連続殺人犯を相手に、型破りな刑事が派手に戦いながら、犯人を始末するというもので。映像としても、犯人グループの残忍さを伝えつつ、過剰にならない感じもあり、安心して楽しめる映画だった。

物語は、凶悪事件が多発する中、狂信的なグループが、連続殺人を繰り返し、その現場を目撃した女性が、執拗に命を狙われたことから始まり。そこで、ゾンビ班と呼ばれ凶悪事件専門の刑事が、この女性を守りつつ、奮闘するというもの。この刑事を演じるのが、シルヴェスター・スタローン。

シルヴェスター・スタローンが、でっぷりしたおじさんなイメージがあったのだが、30年ほど前なため、若々しく。筋肉がありつつ、見るからにマッチョではなく、細マッチョな感じで、格好良さがある。

主人公は、強面で凄腕の刑事ながら、健康志向で食べ物に気を使い、女性に対しても不器用。守る女性は、モデルで活発なタイプでもあり、この組み合わせも良さそうで。主人公の愛車は、外見はクラシックカーのようで中は改造され、物凄いスピードが出たり、使用する武器にも特徴があるなど、惹き付けられる要素が多い。

狂信的な犯人グループは、斧やハンマーなどの鈍器をよく使い、これで車をボコボコ叩き、人を襲うため、怖さと力強さが伝わってくるのだが。一方で、襲われているシーンはあるものの、切り刻むような惨いシーンは少ない。怖さは感じるものの、痛々しさが軽減されているような、そんな印象もある。

犯人グループも狂気でいかれているのだが、それを追う主人公が、冷静さを保ちつつ、それを上回り、見せ場も多い。派手なカーチェイスや銃撃戦もあるのだが、CGがない時代でもあり、今どきの映画とは違った迫力がある。

犯人側は、何をしようと裁判になれば、精神異常者で無罪になると語り、誰にでも人権があるとたかをくくるのだが、それが全く通じない刑事がいるところに、面白さがあり。ゾンビ班というのは、犯罪者を逮捕しても、また社会に戻ってくるため、これがゾンビのようだという事じゃないだろうか。





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