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映像も綺麗で面白い 昔のアニメ・特撮ヒーロー 24.初とは思えない細かさ、展開の面白さもあり、大人でも楽しめる マジンガーZ [面白い アニメ・特撮ヒーロー]

1972年に放送されたテレビアニメ『マジンガーZ』を観たのだが、個性豊かなキャラクターで、分かりやすい面白さがあり、展開もスピード感があるなど、ノリ良く楽しめる。デジタルリマスターで映像が綺麗なのだが、今、大人の目線で観ても、惹き付けられる魅力がある。

現在、巨大人型ロボットに人が乗り込んで戦うというアニメは、数多くあり、当たり前の設定なのだが。これを行った初のアニメが、この『マジンガーZ』と言われており。それ以前のロボットモノは、人間らしいロボットの『鉄腕アトム』、ロボットを外から操縦する『鉄人28号』になる。

マジンガーZは、当時、日本での最高視聴率が30.4%を記録し、大ヒットしたのだが。海外での人気は、それを上回り、スペインでは、70%とも80%以上とも言われ、等身大ではないのだが、大きなマジンガーZの像が作られるほど、海外での人気も高い。

昔のアニメで、世代が違うものの、あまりにも有名なため、こんなアニメというイメージがあったのだが。実際に1話から観ると、敵が攻めてくる理由も筋が通っており、巨大ロボットに人が乗り込み操縦しようとすると、こんな事が起こるという話もあるなど細かさがある。単純に敵が攻撃し、それを迎え撃つという話ではない。

キャラクターが個性的なのだが、東京からの転校生で、カッコいい二枚目、女の子にモテる 主人公、可愛らしく活発な ヒロイン、笑いを誘う三枚目な脇役もあり、イメージが掴みやすく。敵のDr.ヘル側も、顔の半分が男で半分が女という あしゅら男爵も、不気味さがありつつ、Dr.ヘルを慕うところに人間味も感じられ、キャラクターが生き生きとして見える。どのキャラクターも役柄がはっきりしており、特徴もあるからだろうか、印象に残りやすく。

ロボットアニメの批判で、巨大ロボットが歩くだけで、操縦席がこれだけ大きく上下し、乗っている人が耐えられないという話もあり。これも、アニメの可能性を狭めるような話でもあり、無粋なようにも思えるのだが。

マジンガーZを観ると、パイロットを守る ガードスーツができるまで、主人公は、操縦しているだけで頭から血を流すなど怪我が多く。初の乗り込むロボットアニメで、すでに、この点についても描かれている事に驚かされる。それも考慮しての話なため、このような批判は、マジンガーZに関しては、当てはまらないとも言えそうな。

主人公が乗り込むも、最初は、上手くマジンガーZを操縦できず、ヒロインに指導され、しごかれながら学ぶというのも、ユニークさがあり。祖父が開発した マジンガーZに操縦できない状態で乗り込み、敵と戦うため、機動戦士ガンダムも彷彿とさせる。

一方で、物語としては、次がどうなるかという引きはあまり強くなく。次の宣伝があるものの、物語上、中途半端に終わり、次に続くというのは基本的にないため、1話完結で見やすさもある。物語も複雑ではなく、途中から観ても楽しめる手軽さがあり、この分かりやすさが、海外でもウケたんじゃないだろうか。


 


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