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急に読み書き不能、認識しないSDカードから無料で画像を取り出す 1.頑丈そうなSDカードも急に引き抜けば壊れる、データ復元ソフトを使うにしても [読めない ハードディスク・SDカードなど無料復元]

デジカメで写真を撮ると写真の保存先になるのが、本体に差し込まれた SDカード。このSDカードが、先週の土曜日、突然、認識されなくなり、これまで撮影した画像データがパソコンに読み込めず、結構なトラブル。

sdcard.jpg

どうして、こうなったかなのだが。パソコンのカードリーダーに差し込んだ SDカードを抜き取る際、『取り出し』をクリックし、『コンピューターから安全に取り外すことができます。』と表示されてから、抜き取るのだが。慌てて、これをせずに、抜き取ったのが、事の発端のようで。

パソコンの『取り出し』、スマホなどで、認識を解除するという『アンマウント』は、どちらも同じ事なのだが。パソコンやスマホに認識させ、データのやり取りをした後、これを取り外すときは、認識を解除する必要がある。

なぜ、これが必要なのか、その理由もあり。SDカードに限らず、USBメモリー、ハードディスクなどの記憶装置をパソコンやスマホに接続すると、画面上で、そこにあるフォルダを開いたりなど、ユーザー側が全く操作せず、何もしていない状態でも、本体がスムーズにやり取りできるよう、勝手に先読みし始めることがある。

これが、いつ行われているか、現在、やっているのかどうかを確認するのも難しく。本体が、アクセスした状態で、SDカードを抜くことになれば、動作中に引き抜いたことになり、作業が突然中断され、パソコン側に、そのデータが反映されず、SDカード内でも、ファイルが破損する可能性がある。そこで、アクセスを完全に終了させるために、『取り出し』や『アンマウント』が必要になる。

今回は、実際、アクセス中に引き抜いてしまうと、こうなったという話になるのだが。デジカメに差し込んでも、異常があるというメッセージのみで、どうにもならず。パソコンのカードリーダに差し込むと、正しく認識されず、『フォーマットしますか』と出るだけ。中の画像ファイルも、もちろん、閲覧できず、フォーマットすれば、中身が、完全に空の状態として、扱われるだけ。

こうなると、頼りになるのが、データ復元ソフト。これは、記憶装置内の消えたデータを読み取れるように復活させるもので、よく知られているのが、『AOSテクノロジーズ ファイナルデータ』と『ジャングル 完全データ復元』。

これらは、シリーズになっており、OSが動かない状態でも復元できたり、様々なファイルタイプに対応していたり、深い部分のデータや画像ファイルの復元に特化したものまで、用途により、いろんなタイプがある。

記憶装置のファイルが破損するという状況は、災害時などで、突然、停電したりすると起こることがあり、それ以外にも、普通に使いながら、アクセス中のトラブルでも起こることもある。後は、操作を誤って、大事なデータをフォーマットしてしまったことも、ファイルが読み込めなくなったという点では同じようなもの。

フォーマットされた状態は、実際には、ファイルがあるにもかかわらず、そのデータが無いものと判断し、空の状態になることで。何かを記録しようとすると、無いものと判断されたデータに上書きされる。

データ復元ソフトは、必ず復元できるという保障はないものの、これらのデータ復元ソフトは、かなり高度なため、物理的なダメージで動かないような状態じゃなければ、復元できる可能性は高い。

それでも、復元できるかどうかが分からなければ、手が出ないということで、無料体験版がある。これは、復元できるかどうかをスキャンして調べられるもので、実際に復元となると有料になる。

仕事で使うパソコンなら、バックアップをとることはあっても、個人で使うパソコンでは、なかなかそこまではできず。その分、復元ソフトがあればということも考えられる。パソコン本体で、大きくデータが破損し、まともに動かないとなると、手に取りたくもなる。

壊れたハードディスクを業者に依頼し、データを復元してもらうと、軽度なものでも、数万円はかかり、深刻な状態では、10万円以上は、かかってしまう。軽度なものとなると、これらのソフトで復元できるレベルになる。

数万円が、自分で、ソフトを使い数千円となると、あってもいいかなという気にもなるが、緊急ですぐに必要ということではなく、2,3日で復旧できればというものなら、起こってから、ソフトを買っても遅くはない。

復元するソフトも様々なものがあり、『アイギーク・インク Data Rescue 4』は、ちょっと高めなものの、米国FBIが公式採用しており、付属のUSBメモリでデータ復旧も凄く。データ復元では、『ファイナルデータ』がお馴染みで、レビューも多い。

今回のSDカードのトラブルは、パソコン本体のハードディスクのような複雑なデータの復元でもなく、復元したいファイルタイプも、画像ファイルのJPGのみとシンプルなもの。

確かに、かなりの数の写真は入ってはいるものの、なければ困ると差し迫った話でもなく、ないならないで仕方ないとも思える。とりあえず、無料のデータ復旧ソフトを試してみることにした。


 


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急に読み書き不能、認識しないSDカードから無料で画像を取り出す 2.無料のデータ復元ソフトにもいろいろ、最後は無料で2GBの画像ファイルを復元 [読めない ハードディスク・SDカードなど無料復元]

SDカードが読み込めなくなったものの、有料のデータ復元ソフトを使うほどでもないため、無料の体験版やフリーソフトで、どうにかならないかと試してみることにした。

体験版の中には、復元できるファイルを検索し、プレビューで表示するだけではなく、制限があるものの実際に復元できるものもあり、制限がないフリーで使える データ復元ソフトもある。ただ、どれを使うかで、復元できるかできないかも違い、1つで試して、ダメだったからと言って、他もダメという話でもない。

データの復元は、やり方により様々なのだが。よくあるパターンは、ハードディスクが壊れるなどして、ファイルが読み込めなくなり、それを読み込めるようにして、復元することになる。

このとき、他の場所にファイルを移動することになるため、復元するファイルの容量が大きい場合、ある程度の空き容量も必要。ただ、必要なものだけを選択して復元もできるため、都合に合わせた使い方もできる。

いくつか試した中でも、面白いやり方と感じたのが、フリーソフトの『DiskDigger』。ソフトとしては使いやすく、確かに無料で復元できるのだが、復元するファイル1つ当たりなのか、5秒ごとなのか、ライセンス入力を促すメッセージが、その都度、表示される。

有料のライセンスを購入するまで、これが続き、しかも、『登録しない』というボタンの位置も、同じ場所で出続けるのではなく、ちょっとずつ位置を変える細かさ。無料感とライセンスを購入して欲しいという気持ちが伝わって来るのだが。復元したい ファイルの量が、数えるほどしかないなら、いいのかもしれない。

使っているパソコンが、Windows 8.1なため、これに対応するフリーソフトは数が少なく、その中で、ある程度、知られているのが、『Recuva』。これは、海外のソフトなのだが、日本語に切り替えることもでき、特に広告もない。これを使ったところ、ファイル名までは検索できたものの、ファイルを復元しようとすると上手く行かなかった。

この他、体験版ながら、一部、復元できるもので、100MBまでの『WonderShare データリカバリー』、復元できるファイルサイズを25KBまでと制限した 『Recover Files』などがある。他の体験版では、スキャンまでで、全く復元できないものも多く、一部でもできるというのは、いい方じゃないだろうか。

ただ、2GBのSDカードから全ての画像ファイルを復元するには、程遠いものばかり。さらに、いろいろ調べていたら、『Vector 新着ソフトレビュー 「EaseUS Data Recovery Wizard Free 日本語版」 - 累計2GBまで無料で復元できる、簡単・高速なデータ復元ソフト』という記事を見つけた。

Vectorは、フリーソフトなども多く扱い、『窓の杜』と共に、昔からある老舗のソフトウェアダウンロードサイト。そこのソフトレビューで、最大 2GBまで無料で復元する 『EaseUS Data Recovery Wizard Free』が紹介され、2GBのSDカードを復元するなら、ちょうど良く。早速、使ってみることにした。

この記事の下の『EaseUS Data Recovery Wizard 無料版 9.0』から、試用可と金額が書かれたところの下のダウンロードボタンを押し、有料版の案内がある下の『EaseUS Data Recovery Wizard 無料版9.0』をダウンロード。このソフト、有料化しなければ、無料版のままということのようで。

無料の状態で、1GBのデータ復元に対応し、このソフトについて、自分が持っているSNS、Facebook、Twitter、Google+のいずれかで、これをアピールすれば、さらに、1GBが追加され、これで、2GB。アピールといっても、ソフトを起動した際に、SNSのリンクをクリックすると、ちょっとしたコメントを書き込む欄があり、後は、投稿するだけ。SNSのアカウントは複数作れるため、いろいろやりようはある。

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ソフトを起動すると、はじめに、どのようなファイルを復元したいか、音楽ファイル、画像ファイル、メール、ドキュメントなのかという選択ができ、ファイルタイプに関わらず、全て、復元したいとなれば、すべての種類を選択。

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続いて、復元するファイルをスキャンする対象を選択。2GBのSDカードで、スキャンに15分以上はかかっただろうか。

easeus03.jpg

フリーソフトの『Recuva』では上手く行かなかったものが、『EaseUS Data Recovery Wizard Free』では、全く問題なく、全てのファイルを復元することができた。

『EaseUS Data Recovery Wizard Free』は、フリーソフトとは違った 精度の高さがあり、見た目の良さ、使いやすさもある。これが、制限付きながら、2GBまで無料で使えるというのは、ソフトメーカーの太っ腹さも感じられる。

これで、SDカードのデータが復元できたのだが、1万近くある画像ファイルの中で、10ほどが、完全にファイルが壊れた状態で復元できなかった。全体から見れば、わずか0.1%なのだが、もしかすると、これらのファイルをパソコンがアクセスしている最中に、抜いてしまったということなのだろうか。


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