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高血圧改善法教材で思うこと 講釈よりも、実践的な方が、分かりやすくていいんじゃないかな [高血圧改善法教材の気になる話]

いつぞやのトークフュージョンの話ではないのだが、今度は、高血圧改善法をテーマにした教材のようなもので、これはどうだろうという話があり。値段はどれも、1万円以上はするものだが、やり方に古さを感じるというか、講演内容をDVDにして、冊子だけで、この値段というが、やはり、割高感がある。

高いものでは、2万円を超えるものもあり、知識を高く売るという印象が強いのだが、本当にいいモノであれば、その内容を1000円前後の書籍にまとめて、書店に並べた方が、よっぽど売り上げが伸びそうだが。安売りしてくないということなのか、それとも、他に理由があるのだろうか。何はともあれ、実際、どんな内容か見たところで、個人的な感想や印象を書くことに。

『荒木式高血圧改善法』は、華々しい経歴の持ち主なのだが、それはさておき。内容は、食事療法なのだが、一般的に知られている減塩というものではなく、血圧を上昇させる糖を絶ち、ビタミンB12を補うという話。

血管が狭まった部分、血管そのものの硬さを解消するというのが、ポイントなのだが。近年、糖化による健康への悪影響がささやかれており、なるほどと思うところがあるのだが、効果が3日~2週間ほど表れ、遅くても数週間というのだが。

ただ、これも、糖を取らなければという話で、糖といっても、甘いものを抑えるという程度ではなく、最後に、糖質になる炭水化物がダメ。そうなると、お米、パン類、麺類も食べてはいけないことになり、肉や魚がいいとはいえ、食生活が激変する。塩分を抑えるよりも、糖分を抑えることの方が、食生活への影響が大きいのが分かる。

糖質を抑えるという意味では、糖質制限ダイエットに近いものがあるのだが、これにより、高血圧の改善にもなるのが分かり、どうなんだろうか。糖質を抑えれば、ダイエットになり、痩せるはずで、痩せれば、血圧も下がる。太った人だけが、高血圧ではないのだが、太った人に高血圧が多く、ダイエットで血圧が正常に戻ったとも言えそうだが。

そうなると、高血圧改善か、ダイエット目的かの違いはあるにしろ、プロセスが近いため、抵糖質や糖質オフのダイエットレシピがいろいろあり、そちらの方が、手に入りやすくもあり、敷居が低いというか、買いやすいような。返金補償というのも、二つ返事で処理されるとは、到底、思えないところもあり。

糖質を抑えることで、カラダが健康になるという話だと、他にもあり、『糖質革命~がん、高血圧、糖尿病、うつ、花粉症、メタボ…現代病の原因は「低血糖症」にあった』、『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学』、『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』などもある。

今回、興味深いと感じたところに、父が糖尿病気味で、食べ物にどのくらい糖質が含まれているかということで、『食品別糖質量ハンドブック』という本を持っている。これは、どの食品に、どれだけ糖質があるかというものなのだが、そんなこともあり、父は、糖質0、プリン体0.00な 『サッポロ 極ZERO』などがお気に入り。高血圧ではないのだが、糖質は、糖尿病ともつながる話でもあり、気にはなる。

そんな父は、結構、本を買うのが好きで、同じ本を2冊買ってしまったからと、『食べ合わせの天国と地獄 最新常識はこれだ!』を貰った。食べ合わせの良し悪しを、分かりやすく、天国と地獄という表現で書いたものだが、正直、好きなものを食べればいいじゃないかと思っているだけに、興味がなく。年齢が上がると、こういうことにも関心が強くなるのかもしれない。

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この他にも、『石丸式東洋医学による高血圧改善法』というのもあり、こちらは、より実践的ななのだが、東洋医学ということで、そうなのかなと感じるところも。それよりも、気になったのが、現在は、やっていないようなのだが、ネット販売では、3日以内で、教材の価格が1万7700円なのだが、それを過ぎると、1万円ほど高くなり、2万7800円になるという。キャンペーンと言えば、聞こえはいいが、買うように煽っているような印象も、どこか感じる。

現在は、Amazonでも販売されており、価格は据え置きな感じだろうか。しかも、シリーズ化されており、『石丸式 東洋医学によるED(勃起不全)・中折れ改善法』、『石丸式 東洋医学によるめまい改善法』などがある。もちろん、高血圧改善法だけを見たのだが、健康に不安を感じる人には、この若さと勢いが感じられるしゃべりは、惹き付けられたりしそうだが。このシリーズ、得意なしゃべりで伝えるということで、DVDなのではないだろうか。

最後が、『薬で下げない血圧革命』なのだが、血圧の数字ばかりが、気になって仕方ない人には、ああ、そういうものなのかと安心させるような内容なのだが、書籍だけでも、発売されており、『血圧心配症ですよ!―まだ「薬」で血圧を下げているあなたへ』というものなのだが。

これは、気の持ちようと言っているようなところもあり、病的に血圧が高い人にとっては、無責任だと感じる人もいるかもしれない。ただ、ストレスなど精神的なものでも血圧が変化することを思うと、そうなのかもしれないが、高血圧症の患者を抱える医師とは、揉めたりしそうだが。

この他にも、高血圧を改善するという教材のようなものが、速読や英会話教材の健康モノ版という感じだろうか。結局、最後は、効くか効かないかは、見た人にお任せな印象があり、返金保障というのも、親切さを装いつつという気もする。

どれにでも、共通しているのが、DVDで、動画で観られるところなのだが、健康モノをDVDでというのが、どうだろうか。高血圧で関心があるのは、高齢者が多いと思うのだが、DVDで観るというのが、馴染まないというか、DVDが観れる環境の人は、結構、少ないんじゃないだろうか。私の実家では、番組は液晶テレビにつながったハードディスクで、DVDを再生できるようなものはない。

その点を考えても、動画だから高めに売れるというものでもなく、それが、逆に、脚を引っ張ってそうだが。ただ、書籍だと、似たような本が氾濫していることもあり、なにやら、狭いところを突いているようなビジネスなんじゃないだろうか。





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