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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 7.トータル・リコール 原作が同じでも違いが大きく、古い方が面白そうだ [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

今月8日に放送された『トータル・リコール』は、2012年のSF映画で地上波初登場。これと原作が同じで、1990年にも、『トータル・リコール』があり、見比べてみたのだが。違いが大きく、面白かったのは、古い方の『トータル・リコール』。

2012版は、映像が綺麗で、洗練されたSFな雰囲気があり、主人公も無難に男前な印象があるのだが、全体的にあまり記憶に残らないような。それは、アクションシーンが、他の映画でも観たことがありそうな気がするからかもしれない。

それに比べ、1990年版は、25年も前の作品なため、確かに古さを感じるのだが、それでも、物語の展開が面白く。しかも、記憶のやり取りが、2012年版よりも多く、駆け引きにも深みがある。

1990年版の主人公を演じているのが、その後、カリフォルニア州知事も務めた アーノルド・シュワルツェネッガー。2012年版を観た後だけに、マッチョさが強く感じられ、この体型で派手に動き回るのが、迫力もありつつ、違和感もあり。その時代により、流行りの体型というのもありそうだ。

大きな違いは、グロさや不気味さがあることだろうか。1990年版は、変異体と訳されていたのだが、見た目が大きく違う ミュータントの存在も大きく、戦闘シーンでも、血まみれで腕が飛んだりと痛さを感じる派手な表現が目立つ。

さらに、酸素の話があるのも、1990年版。火星の民衆を圧政から解放するというのも、空気が自由に吸えるようになるというのが、大きなポイントにも感じられ、当たり前じゃないところも、違う惑星という雰囲気がある。

どちらの『トータル・リコール』も、原作は同じ、フィリップ・K・ディックのSF小説『追憶売ります』。同じ原作でも、これだけ違いがあるのかと驚かされる。2012年版は、内容がさっぱりしている気がするのだが、短編小説の原作に近いのは、こちらという話。

製作費は、現在の為替レートで、2012年版が約150億円、1990年版が約77億円。世界興行収益は、2012年版が約186億円、1990年版が約311億円。1990年版の方が、製作費が2012年版の半分ほど、収益は約1.7倍なため、時代背景が違うにしても、どちらが人気かが分かる。

1990年というと、現在のようなCGの技術もなく、それでも、実在しない全く違う世界が作り上げられているのが凄いところでもありそうな。


 


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