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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 18.宇宙だからこその怖さもある SFホラー イベント・ホライゾン [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

『イベント・ホライゾン』を観ていたのだが、これが、宇宙の出来事だけに、なかなか怖く。ジャンルはSFとだけ書かれていたが、SFホラーのようで。

宇宙船という限られた空間の中で、次々と殺される救助隊員、最先端の科学の先が不可解なものだけに、あり得ないとも思えず、そこに怖さがある。

この物語は、消息を絶った宇宙探査船を海王星で見つけ出し、それに乗り込んだ救助隊員と博士に、奇妙な出来事が次々と起こる。ワープを可能にする空間移動装置 コアが、異次元の悪魔のようなものとつながり、意思を持ち、次々と隊員を殺して行く中、脱出を試みるというもの。

最初は、内容も分からず、ホラーと思って観ていなかったのだが。やたらと静かな雰囲気の中で、急に何かが起こることが多く。例えば、電気が点く際に、妙に静けさから、カチャという音が鳴り響いたり、振り向いた瞬間、幻覚で何かが見えたり。驚かせようという演出が多いため、ちょっと変だなとは感じていた。

話が進むと、宇宙探査船は、科学的なものなのながら、空間移動装置のコアは、球体なのだが、なんとも奇妙で、古代遺跡にでもありそうな幾何学的なもの。しかも、光を放ちながら動いており、意思がありつつも、生き物ではないような 異様さがある。

基本的には、宇宙探査船なため、科学技術の固まりでもあり、科学的に考えれば、機械的なコアが、意思を持つはずもなく。そこで、隊員同士が言い合うシーンもある。

これも、何か問いかけているようでもあり。科学的というのが、仕組みや現象を前提に、積み上げられており。科学も最先端になると、そもそも、なぜ、こうなるのかという 不可解さはある。

そこに、全く科学的じゃないようなものが加わっても、絶対に無いとも言えない感じもあり。そこで、悪魔のような意思が、コアに宿っても、違和感をあまり感じさせないのかもしれない。

例えば、公園で転がっている サッカーボールに、意思が宿ると言われても、無いだろうなと思うのだが。宇宙空間で、最先端の科学技術で出来た宇宙船の中で、異様な球体に意思が宿ると言われると、ありそうな雰囲気はある。

考えてみれば、絶対に無いとも言えないものの、だからと言って、絶対にあるとも言えず。ただ、ありそうだと思って観た方が、リアル感が増す分、面白いのかもしれない。





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