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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 51.続編でもあり、独特な怖さもありつつ、思うところもある映画 ザ・フライ2 二世誕生 [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

1989年に公開された映画『ザ・フライ2 二世誕生』は、グロさが強烈で、刺激的なシーンも多いのだが。それでいて、醜い怪物側を応援したくなるような思いにもなり、この感覚も新鮮で良く。

物語は、物質転送装置を開発しようとして、ハエ男になってしまい死んだ父の遺伝子を持つ 主人公が生まれた事から始まり。異常なスピードで成長し、賢くイケメンな若者になり、すべてが上手く行きかけたところで、体に異変があり。そこから、どうなるかというもの。

この映画は、『ザ・フライ』(1986年)の続編なのだが。ザ・フライは、父親の話でもあり、事の発端も分かるのだが、ハエ男化が進む中、父親が人間に戻る方法を見つけるも間に合わず、悲惨な結末になり。それを踏まえて観ると、結末を想像させるため、順番に観た方が、より楽しめそうだ。

前作に続き、虫ならではの気持ち悪さ、不気味さが上手く表現されており、そこに特徴も感じられるのだが。虫が嫌われる部分が強く出ており、虫が怖く、嫌いな人が観れば、気分が悪くなるかもしれない。

物語自体は、単純に、おどろおどろしい ハエ男が暴れまわるというものではなく。主人公の可愛らしい子供の頃から始まり、成長した先で、急変するため、思うところもあり。これは、ザ・フライにはない感覚。

主人公の体は、徐々に変わり始め、見た目だけではなく、性格も変わり、最後は、別人格に近く。この豹変ぶりも、優しい人が急に柄が悪くなるようなもので、ギャップも大きく。助けたくても助けられず、それにおびえる 恋人というのも印象に残っている。

見た目が醜く恐ろしい姿になり、次々と人に襲い掛かるのだが、主人公のこれまでの境遇から、そう悪くも思えず。最後は、ある意味、ハッピーエンドとも言えるのだが、因果応報なところに暗さも残る。

ザ・フライは、有名な作品ながら、ハエ男の話なため、ちょっとダサそうなという 勝手なイメージがあったのだが。続編も含め、実際に観ると、物語も興味深く、あるかもしれないと感じさせる雰囲気もあり、グロさも刺激的で場が引き締まるため、飽きずに楽しめた。


 


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