思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 75.豪華さもあり、妖怪退治な感じもある 貞子vs伽椰子 [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]
2016年に公開された映画『貞子vs伽椰子』を観たのだが。2つのホラー映画に登場するキャラクターを対決させるという発想が凄く、映像も刺激的で驚きもあり。ホラー映画とは、ちょっと違う面白さも感じられる。
物語は、呪いのビデオテープを見ると死ぬという 『リング』シリーズの貞子、呪いの家に住み人を次々と殺すという『呪怨』シリーズの伽椰子(かやこ)を対決させ、毒をもって毒を制すというものなのだが。
『リング』は、どんな物語か分かるのだが、『呪怨』は、全く観たことが無く。それでも、この映画では、知らない人でも理解できるように、どういうものかを伝えており、これが、あまり押しつけがましくなく。
当時としては、凄いアイディアと思われた呪いのビデオテープなのだが、再生するためのビデオデッキが、現在では、身近なものではなくなっており。DVD、ブルーレイディスク、ネットで動画を観るのも当たり前なため、時の流れも感じられる。
二つの作品を扱い、全く違う出来事が最後に結び付くのだが、時間を掛けられない感じで急いでおり、呪いのビデオも1週間後に死ぬものが、2日間に短縮されている。さらに、お化けや幽霊は、人と同じ背丈だから、そう感じるところもあり、それより大きくなると印象が変わり、妖怪やモンスターに近く。そこに、イケメンな霊能力者と少女の助手が登場するため、SFやファンタジーな物語を観ている感覚になる。
ホラー映画と言えば、じわじわと迫る独特な恐怖もあるのだが、物語の展開が早いと、それをあまり感じる事なく進むところもあり。何かが起こりそうだという静かな感じは、ある程度、時間が必要なのかもしれない。
ホラー映画で好きな作品が、『オーメン1』、『エクソシスト』、そして、シリーズ1作目の『リング』なのだが。『オーメン1』と『エクソシスト』は、大昔の作品で、ホラー映画の代表作。この3作品は、恐怖とは違った謎めいたところがあり、それを追求する部分が細かく説得力がある。
中でも、『リング』は、貞子の母親のモデルが、透視能力で知られた実在の人物 御船千鶴子(みふねちづこ)と見られ、この話も興味深い。この女性、熊本出身で、鉱脈を透視で探し当てるなど実績があり、透視能力を証明しようとする学者まで現れ、当時、大きな話題に。ただ、100年以上も前の話で、批判も多くあったようで、24歳で服毒自殺している。
ホラー映画は、身の毛もよだつような怖さが、一番なのだが。奇怪な出来事の裏付けが、しっかりある方が、リアル感が増し、より楽しめるところもあり。この映画は、どちらもシリーズ化され、いろいろ出尽くした感があり、やはり、対決がメインになる。
この対決シーンなのだが、派手さがありつつも、意外に短く。どちらも原作者が違い、あちらが立てればこちらが立たずという難しさもありそうで、白黒付けられないのも伝わってくる。
この映画を観たことで、それぞれのキャラクターが気になり、『リング』や『呪怨』を観たくなる人もいるんじゃないだろうか。
物語は、呪いのビデオテープを見ると死ぬという 『リング』シリーズの貞子、呪いの家に住み人を次々と殺すという『呪怨』シリーズの伽椰子(かやこ)を対決させ、毒をもって毒を制すというものなのだが。
『リング』は、どんな物語か分かるのだが、『呪怨』は、全く観たことが無く。それでも、この映画では、知らない人でも理解できるように、どういうものかを伝えており、これが、あまり押しつけがましくなく。
当時としては、凄いアイディアと思われた呪いのビデオテープなのだが、再生するためのビデオデッキが、現在では、身近なものではなくなっており。DVD、ブルーレイディスク、ネットで動画を観るのも当たり前なため、時の流れも感じられる。
二つの作品を扱い、全く違う出来事が最後に結び付くのだが、時間を掛けられない感じで急いでおり、呪いのビデオも1週間後に死ぬものが、2日間に短縮されている。さらに、お化けや幽霊は、人と同じ背丈だから、そう感じるところもあり、それより大きくなると印象が変わり、妖怪やモンスターに近く。そこに、イケメンな霊能力者と少女の助手が登場するため、SFやファンタジーな物語を観ている感覚になる。
ホラー映画と言えば、じわじわと迫る独特な恐怖もあるのだが、物語の展開が早いと、それをあまり感じる事なく進むところもあり。何かが起こりそうだという静かな感じは、ある程度、時間が必要なのかもしれない。
ホラー映画で好きな作品が、『オーメン1』、『エクソシスト』、そして、シリーズ1作目の『リング』なのだが。『オーメン1』と『エクソシスト』は、大昔の作品で、ホラー映画の代表作。この3作品は、恐怖とは違った謎めいたところがあり、それを追求する部分が細かく説得力がある。
中でも、『リング』は、貞子の母親のモデルが、透視能力で知られた実在の人物 御船千鶴子(みふねちづこ)と見られ、この話も興味深い。この女性、熊本出身で、鉱脈を透視で探し当てるなど実績があり、透視能力を証明しようとする学者まで現れ、当時、大きな話題に。ただ、100年以上も前の話で、批判も多くあったようで、24歳で服毒自殺している。
ホラー映画は、身の毛もよだつような怖さが、一番なのだが。奇怪な出来事の裏付けが、しっかりある方が、リアル感が増し、より楽しめるところもあり。この映画は、どちらもシリーズ化され、いろいろ出尽くした感があり、やはり、対決がメインになる。
この対決シーンなのだが、派手さがありつつも、意外に短く。どちらも原作者が違い、あちらが立てればこちらが立たずという難しさもありそうで、白黒付けられないのも伝わってくる。
この映画を観たことで、それぞれのキャラクターが気になり、『リング』や『呪怨』を観たくなる人もいるんじゃないだろうか。