SSブログ

思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 94.想像していたものと違い、不可解さに面白さがあり インサイド・マン [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

2006年に公開された映画『インサイド・マン』を観ていたのだが。ありがちな銀行強盗の物語ではなく、怪しげな行動から何が起こるかを想像させるところに、謎解きのような 面白さもある。

物語は、4人の銀行強盗が、マンハッタン信託銀行に押し入り、従業員や客を人質に立てこもる。早々に建物を包囲した警察へ、犯人グループから様々な要求があるのだが、ジャンボジェット機を用意しろなど無理があり。お金を奪って逃げようとするでもなく、犯人の狙いが分からない 警察が降る回されながら、最後に、真の目的が明らかになるというもの。

銀行強盗を描いた映画というと、いかに上手く大金を盗むかというものを想像するのだが、この映画は、全く違い。お金に手を付けるでもなく、何をしているか分からないような 不可解な行動が続き、次第に何のためにやっていたかが分かるため、推理ものに近い感覚で観れる。

犯人グループと警察の間で駆け引きがあり、探りを入れる 警察側が裏をかかれるのだが。盗聴器から変な音声が聞こえ、周りの人に協力を求めると、さらに、厄介なことになるなど笑いを誘うシーンもあり。

警察側が、手玉に取られているところに、マンハッタン銀行の会長から密命を託された 女性弁護士も加わり。それぞれが何かを抱えているため、怪しさも漂い、三つどもえな感じに複雑さもあり。

映像もユニークで、物語を進めながら、間に解放された人質の取り調べが度々入り。人質だった人が事件を語るため、より多くの情報が違和感なく感じられ、映像の見え方も違ってくる。物語の結末の前に、それがあるのだが、全体の状況も掴みやすい。

この映画、誰かが撃たれて死ぬようなこともなく、暴力的なシーンもほとんどない。それでも、この緊迫した雰囲気があり、犯人グループの巧みさに見どころもあり、楽しめる映画だった。





nice!(185) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 185